

みなさんこんにちは!ポロンノゆるっとキャンプ略してポロキャンです!
北海道の大自然の中から、キャンプの楽しさとコツをお届けしています。
最近キャンプを始める方が増えていますが、初めてのキャンプは不安ですよね。
実は私も初心者の頃、失敗の連続でした。
でも、その経験があったからこそ、今ではもっと「ゆるっと」快適にキャンプが楽しめるようになりました!
今日は私の痛い失敗談とそこから学んだ教訓を包み隠さずお伝えします。
これから始める方も、すでに始めたばかりの方も、ぜひ参考にしてみてください。
この記事のポイント
・傾斜地でのテント設営が引き起こす悲劇と平らな場所の重要性
・快適な「リビングスペース」確保の必要性とタープの正しい活用法
・トイレ・水場からの距離で変わるキャンプの快適度
・初心者が知っておくべき持ち物選びと準備のコツ
・マット忘れ、照明不足など意外な失敗とその対策
それでは早速いきましょう!
1. 傾斜地キャンプの悲劇|「空いている場所」に飛びつかない
初めてのファミリーキャンプ。
ゴールデンウィークの人気キャンプ場に予約して、ワクワクしながら到着しました。


私たちが見つけた空いているサイトは、一見良さそうに見えましたが、よく見ると「傾斜」がありました。
「まぁ、少しくらいなら大丈夫だろう」と軽く考えて設営を始めたのが大きな間違いでした。
傾斜地キャンプで起きた悲劇
テント設営自体は何とかなりましたが、問題は夜になってから始まりました。
寝袋の中で横になると、少しずつ下に向かって体が滑り始めます。
何度も体勢を直しても、気づけば家族全員が傾斜の下側に集まっていました。
特に子どもたちは転がり続けて、朝には親の顔の上に足が乗っているという状態に…。
結局、一晩中まともに眠れず、疲れが取れないまま2日目を迎えることになりました。
テーブルやチェアも安定せず、コーヒーカップは傾き、料理中の鍋も片側に偏るという災難続き。
キャンプの楽しさより「早く家に帰りたい」という気持ちの方が大きくなってしまいました。
学んだ教訓:平らなサイト選びの重要性
ポイント
・キャンプサイト選びでは「空いている」より「平らである」ことを最優先する
・傾斜がある場合は「頭を高い方に向ける」と少しはマシになるが、基本的に避ける
・事前に予約する際はサイトの状態を確認、曖昧な場合は直接キャンプ場に問い合わせる
この経験から、キャンプ場についたらまず地面の状態をしっかり確認することが大切だと痛感しました。
空いているスペースには理由があることも多いんです。
初心者の方は特に、無理して不便な場所に設営するより、快適なサイトが空くまで待つか、別の日程や場所を検討する方が結果的には良いキャンプになります。
2. 灼熱のサイト|リビングスペースを確保できなかった失敗
2回目のキャンプでは「平らなサイト」は確保できたものの、今度は別の問題に直面しました。


私が選んだサイトは見晴らしが良く、空も広く見える開けた場所。
景色は最高でしたが、真夏の直射日光が降り注ぐ中、リビングスペースを確保するタープを持っていなかったのです。
灼熱地獄とスコールの洗礼
日中の気温が上がるにつれ、テント内は蒸し風呂状態に。
外に出ても日陰がなく、家族全員が汗だくになりました。
小さな子どもは熱中症の危険もあり、常に水分補給をさせながら心配する状態に。
別の日には、夕方には急な雨が降り始めました。
慌ててテントに避難しましたが、料理道具や椅子、テーブルなど全てが濡れてしまい、夕食の準備もできず、結局カップラーメンで我慢することに…。
学んだ教訓:快適なリビングスペースの確保法
ポイント
・タープは「あったら良いもの」ではなく必須アイテム(特に春〜秋のキャンプ)
・日差し対策と雨対策は同時に考える必要がある
・ツールームテントやリビングスペース付きのシェルターテントも検討する価値あり
・木陰がある場所を選ぶのも一つの選択肢(ただし落ち葉や樹液に注意)
この失敗から、キャンプには「寝る場所」と「過ごす場所」の両方が必要だと学びました。
自然の中で過ごす時間を快適にするためには、日差しと雨から守られるリビングスペースが欠かせないのです。
今ではタープの張り方も上達し、風向きや太陽の動きも考えながら、快適な空間づくりを楽しめるようになりました。
初心者の方は、最初からタープセットを用意しておくことを強くおすすめします!
3. 遠すぎるトイレと水場|便利さを軽視した代償
3回目のキャンプでは、前回の反省を活かして平らなサイトを選び、タープも準備しました。
しかし今度は…


初心者だった私は「静かで人が少ない場所」を最優先に考え、キャンプ場の一番奥のサイトを選びました。
確かに周囲のキャンパーからの騒音は少なく、プライバシーは確保できましたが…。
夜中のトイレ行きが地獄に
子どもが夜中に「トイレ行きたい」と言い出したときの絶望感は言葉では表せません。
懐中電灯を片手に、眠い目をこすりながら500mほど離れたトイレまで連れていく道のり。往復で20分以上かかりました。
さらに、水場も遠かったため、食器洗いや調理のたびに水を汲みに行く必要があり、何度も往復する羽目に。
特に夕食後の片付けは、暗くなってからの水場への移動が必要で、虫も多く、本当に辛かったです。
学んだ教訓:適切なサイト選びのバランス
ポイント
・特に小さな子どもがいる場合は、トイレや水場からの距離を最優先事項に
・快適性とプライバシーのバランスを取ることが重要
・初心者は「便利なサイト」を選ぶことで、キャンプ自体をより楽しめる
・移動の少なさが疲労軽減につながり、キャンプそのものを楽しむ余裕が生まれる
この経験から、特に初心者のうちは「便利さ」を優先すべきだと学びました。
確かにトイレの近くはやや混雑しますが、夜間の移動の安全性や、荷物の運搬のしやすさを考えると、多少の騒音よりも便利さを取るべきだったと反省しています。
子連れキャンプでは特に、子どもの安全と快適さを最優先にすると、親も楽しめるキャンプになります。
初心者におすすめのキャンプサイト選び:トイレ・水場から100m以内、平らな地面、適度な日陰があるところ。
特に子連れの場合は、子どもの安全を考えて管理棟やスタッフが見回りやすい場所も安心です。
4. キャンプマット忘れの悲劇|地面の冷たさと固さを甘く見た
続いて、意外と多くの初心者が陥る「寝具関連」の失敗談です。


キャンプ4回目。今度こそ完璧な準備をしたはずでした。
しかし、車に積み込む際にマットを自宅に置き忘れてしまったのです。
「まぁ、寝袋があるし、暖かいから地面も冷たくないだろう」と甘く考えていました。
固い地面の上で朝まで悶絶
結果は惨憺たるもの。地面の固さと冷たさは想像を絶するものでした。
寝袋だけでは地面の凹凸がそのまま背中や腰に伝わり、1時間ごとに体勢を変えても痛みは続きました。
気付けば朝5時。ほとんど眠れないまま日が昇り、腰痛と肩こりに悩まされながら2日目のキャンプを過ごすことに。
疲れた体では料理も会話も楽しめず、キャンプの醍醐味を全く味わえないままでした。
緊急対応と学んだ教訓
ポイント
・キャンプマットは「快適さのため」ではなく「必須アイテム」として認識する
・マットを忘れた場合の緊急対策:段ボール、厚手の毛布、落ち葉を集めてビニール袋に入れたものなどで代用
・寝具三点セット(寝袋・マット・枕)を一つのバッグにまとめておくと忘れ物防止に効果的
・マットの種類と選び方:エアマット、フォームマット、コットなど目的に合わせて選ぶ
この失敗から、寝具の重要性を痛感しました。
現在では、必ず確認するようにしています。
快適な睡眠がキャンプの質を大きく左右することを忘れないでください。
5. 暗闇パニック|照明不足がもたらす不安と危険
「照明は懐中電灯があれば十分」と考えていたのも、初心者時代の私のよくある間違いでした。


5回目のキャンプでの出来事。
ランタン1つと懐中電灯1つしか持っていなかった私たちは、日が落ちると共にキャンプの難易度が急上昇することを思い知らされました。
暗闇の中での混乱と恐怖
夕食の準備中、メインのランタンを使用していたため、子どもがトイレに行きたいと言った時には懐中電灯1つだけで行かせることに。
すると途中で電池が切れてしまい、子どもが真っ暗な中で泣きながら迷子になってしまいました。
幸い近くのキャンパーが助けてくれましたが、あの時の恐怖は今でも忘れられません。
その後も、食事中はテーブルを照らすためにランタンを使うと、周囲の動きが見えず、何度も物を落としたり、つまずいたりしました。
学んだ教訓:キャンプにおける照明計画の重要性
ポイント
・最低でも3種類の照明を用意する:
メインランタン(食卓用)
サブランタン(テント内や移動用)
ヘッドライト(両手が使える便利な個人用照明)
・電池の予備は必ず持参する
・テント内、タープ下、トイレへの道など、エリアごとに照明計画を立てる
・ソーラーランタンやLEDストリングライトなどで雰囲気作りと実用性を兼ねる
照明は単なる「便利グッズ」ではなく、安全確保のための必須アイテムだと学びました。
現在では複数のLEDランタン、ヘッドライト、そして雰囲気作りのためのデコレーションライトまで、照明計画をきちんと立ててから出かけるようになりました。
夜のトイレ移動には必ずヘッドライトを着用すること。
電池切れに備えて、車の中に予備の照明器具を保管しておくと安心です。
特に子ども用の小さなヘッドライトや首からかけられるタイプのライトは迷子防止に役立ちます。
👉私が実際に使っている照明器具
6. 調理器具の選び方|過信と過小評価がもたらした食事の失敗


初めてのキャンプで、自宅のガスコンロをそのまま持参し、さらに家庭用の重たい鍋とフライパンを詰め込んだ私。
調理道具の失敗と食事の質低下
荷物が重すぎるばかりか、家庭用の鍋は熱の回りが悪く、料理に時間がかかり過ぎました。
風の影響でガスの火力も安定せず、結局シンプルな料理しか作れませんでした。
また、コンロ一台だけだと、メイン料理を作っている間にお湯を沸かせず、料理が冷めてしまう問題も。
食後の洗い物も大変で、キャンプ料理の楽しさを全く味わえませんでした。
学んだ教訓:キャンプ調理の効率化と適材適所
ポイント
・キャンプ用クッカーセットを導入する(軽量でコンパクト、熱効率が良い)
・ツーバーナーが理想的(同時に複数の料理が可能)
・キャンプ飯は「シンプル&美味しい」を心がける(凝りすぎない)
・食材は事前に下ごしらえしておく(カット済み、調味料は小分け容器に)
・洗い物を減らすコツ:使い捨て食器や、料理の順番を工夫する
この失敗から、キャンプでの調理は「効率性」と「シンプルさ」が鍵だと学びました。
今では軽量なチタンクッカーとアルミ製のフライパン、使いやすいバーナーで、美味しくて見栄えの良いキャンプ飯を短時間で作れるようになりました。
適切な調理器具があれば、キャンプ飯はとても楽しくて美味しい体験になります。
初心者のうちはレンタルや安価なスターターセットから始めるのもおすすめです。
👉 おすすめキャンプ調理器具類
7. 準備不足の虫対策|自然の一番の脅威は小さな生き物たち


夏のキャンプ。虫除けスプレー1本だけ持参し、「これで十分だろう」と思っていた私。
しかし、キャンプ場の虫の多さは想像を絶するものでした。
虫たちとの壮絶な戦い
夕方になると無数の蚊が襲来。虫除けスプレーもすぐに効果が薄れ、家族全員が刺されまくる状態に。
食事中も虫に悩まされ、ゆっくり食べることもできませんでした。
夜になると今度はランタンに集まる虫。
テントのチャックを開けた瞬間に虫が侵入し、中で蚊を退治するハメに。
結局、虫に悩まされて夜も眠れず、翌朝は全身が痒くてキャンプの楽しさなど感じられませんでした。
学んだ教訓:多層的な虫対策の重要性
ポイント
・虫対策は複数の方法を組み合わせる:
虫除けスプレー(家族全員分)
蚊取り線香/電池式蚊取り器
虫よけバンド/パッチ
LEDランタン(虫が寄りにくい)
・服装の工夫:長袖・長ズボン、明るい色の服(黒は虫を引き寄せる)
・テント内を虫の侵入から守るコツ:入口の開閉を最小限に、ヘッドライトをテント内に持ち込まない
・食べ物や甘い飲み物の管理(放置しない、こぼさない)
この苦い経験から、虫対策は「あれば良い」ではなく「絶対必要」な要素だと痛感しました。
特に子どもがいる場合は、虫刺されが旅全体の思い出を左右しかねません。
現在では季節や場所に合わせて虫対策を徹底し、家族みんなが快適に過ごせるようになりました。
虫刺されの応急処置グッズも必須です。
かゆみ止めパッチやジェル、ポイズンリムーバー(ハチなどの毒を吸い出す器具)などを救急セットに入れておきましょう。
特に小さなお子さんは虫刺されの反応が強いことがあるので注意が必要です。
👉 私が実際に使っている虫対策グッズを見る
8. チェックリスト不足|致命的な忘れ物を防ぐ方法


何度かキャンプを経験した頃、「もう慣れたからチェックリストなんて必要ない」と思い込んでいた私。
記憶だけを頼りに準備したところ、ガスコンロは持っていったのにガスボンベを忘れるという痛恨のミスを犯しました。
忘れ物連鎖の悪夢
近くに売店もなく、ガスボンベを購入する手段がなかったため、焚き火で食事を作ることに…。
焚き火は火力調整や時間がかかるため、早くご飯が作れず。
子どもたちの「早くごはんが食べたい」という訴えにも応えられず、親としての無力感を感じました。
学んだ教訓:チェックリストの作成と活用法
ポイント
・キャンプ専用のチェックリストを作成し、毎回アップデートする
・セットで使うものは同じ収納ボックスに入れる(コンロとガス、調味料セットなど)
・「絶対に忘れたくないもの」リストを別に作り、最終確認する
・出発前の車への積み込み時には、項目ごとに声に出して確認
・スマホのメモアプリやキャンプ専用アプリを活用するのも効果的
この経験から、「チェックリスト」は意外と使えると学びました。
現在では、キャンプの種類(日帰り/一泊/長期)や季節別にリストを作成し、たまに更新しています。(ズボラです笑)
忘れ物の不安がなくなると、キャンプへの道中も心から楽しめますよ。
9. 天気予報軽視|いつ変わるか分からない自然への備え


ある日のキャンプ。
出発前日の天気予報では「曇り時々晴れ」だったので、雨対策はほとんどせずに出かけました。
ところが午後から急に空が暗くなり、激しい雷雨に見舞われたのです。
ずぶ濡れキャンプの悲惨さ
急いでタープを張ろうとしましたが、強風で上手く設営できず。
テントも雨と風に耐えられず、内部に雨水が浸入。
寝具や着替えまで濡れてしまいました。
ずぶ濡れのまま車の中で一晩を過ごすという最悪の事態に。
翌朝、全ての荷物が濡れたまま撤収する羽目になりました。
学んだ教訓:天候への備えと対応策
ポイント
・出発直前まで天気予報をチェックし続ける(山間部は特に変わりやすい)
・「晴れ予報」でも最低限の雨対策グッズを必ず持参する:
レインウェア(家族全員分)
防水シート(グランドシート用と荷物カバー用)
タープとペグ(強風対応の頑丈なもの)
・テントの防水対策を事前に確認(シームシーラーによる目止めなど)
・悪天候時の避難プランを立てておく(近くの施設、車中泊の準備など)
この経験から、天気予報は「参考程度」ではなく、常に最新情報をチェックし、「想定外」の事態にも対応できる準備が必要だと学びました。
今では天気が良くても必ず雨対策グッズを持参し、タープの張り方も風雨に耐えられるよう研究しています。
「備えあれば楽しさ倍増」がキャンプの真理だと実感しています。
キャンプ初心者こそ「ゆるっと」始めよう
ここまで私の失敗談をたくさん紹介してきましたが、決して「キャンプは難しい」と思ってほしくありません。
むしろ、これらの失敗があったからこそ、今では「ゆるっと」楽しめるようになったのです。


初心者におすすめのキャンプ入門ステップ
ポイント
・まずは日帰りキャンプから始める(設営と撤収の練習になる)
・初めてのキャンプは天気の良い季節(春・秋)を選ぶ
・設備が整った初心者向けキャンプ場を選ぶ(管理人常駐、水洗トイレ完備)
・レンタル品を活用して、自分に合ったギアを見極めてから購入する
・経験者に同行してもらうか、SNSで情報収集する
・完璧主義にならず、失敗も「経験」として楽しむ気持ちで臨む
キャンプの魅力は「自分らしさ」を大切にできること。
完璧なキャンプよりも、思い出に残るキャンプの方が何倍も価値があります。
失敗談もいつか笑い話になりますよ。
私も今では初心者時代の失敗を懐かしく思い出します。
そして、同じように始めたばかりの方々に、自分の経験を共有できることに喜びを感じています。
まとめ:この記事を読んだあなたは、もう失敗しないかも!笑
この記事のまとめ
・キャンプサイト選びは平らな地面、適度な日陰、トイレ・水場からの距離のバランスが重要
・快適なリビングスペースの確保にはタープが必須アイテム
・寝具はマットを含めた三点セットで質の高い睡眠を確保
・適切な照明計画で夜のキャンプも安全に楽しむ
・調理器具はキャンプ専用のものを選び、効率的な料理を心がける
・虫対策、チェックリスト、天候対策は最後まで手を抜かない
・初めから完璧を求めず、失敗も含めて「ゆるっと」楽しむ心構えが大切
初心者の頃の失敗談を振り返ると、どれも「事前の知識があれば防げたこと」ばかり。
この記事があなたのキャンプライフをより楽しく、快適なものにする一助になれば嬉しいです。
最後に大切なのは「自分のペース」でキャンプを楽しむこと。
少しずつ経験を積み、自分だけの「ゆるっと」キャンプスタイルを見つけてくださいね。
私はこれからもいっぱい失敗して少しずつ成長していきたいと思います。
それでは皆さん、賢く『ゆるっと』豊かなアウトドアライフを!