

みなさんこんにちは!ポロンノゆるっとキャンプ略してポロキャンです!
最近、キャンプ仲間との会話で「あの頃のブームは何だったんだろうね」という話題がよく出るようになりました。2018年頃から始まった第二次キャンプブームは、コロナ禍で爆発的に拡大し、そして最近になって落ち着きを見せています。
アウトドア歴10年以上、ギア投資200万円超えの私から見ても、あの熱狂の時期は確かに複雑な想いがありました。混雑、マナー問題、予約の取りにくさ...「影」の部分は確実にあったんです。
でも今振り返ってみると、ブームがもたらした「光」の部分も非常に大きかったと感じています。そして何より、ブーム後の今こそが、実は最高にキャンプを楽しめるタイミングなんじゃないかと思うんです。
この記事のポイント
・キャンプブームが残した光(メリット)と影(デメリット)が詳しく分かる
・なぜ今がキャンプを始める絶好のチャンスなのかが理解できる
・ブーム後のキャンプ界の現状と今後の見通しが掴める
それでは早速いきましょう!
キャンプブームがもたらした「光」- 想像以上の恩恵たち
まずは、ブームが私たちキャンパーにもたらしてくれた素晴らしい変化について振り返ってみましょう。
1. ギア選択の革命 - 高品質な道具が身近に
ブーム前と今を比較すると、ギアを取り巻く環境は劇的に改善されています。
以前は「抽選販売」が当たり前だったサバティカルのモーニンググローリーTCやイワタデンキのクラッシュアイス。今では普通にオンラインストアで購入できるようになりました。スノーピークやオガワなどの高級ブランドも、セールや型落ち品として手頃な価格で手に入る機会が格段に増えています。
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さらに嬉しいのが中古市場の活性化です。ブーム時に購入して使わなくなった人たちが放出している高品質なギアが、リセール価格で手に入ります。私も最近、ノルディスクのアスガルドを中古で購入しましたが、新品の半額以下で状態も良好でした。
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2. キャンプ場環境の大幅改善
これは本当に実感します。あれほど激戦だったキャンプ場の予約が、驚くほど取りやすくなりました。
先日、ゴールデンウィークの直前に北海道の人気キャンプ場をあっさり予約できた時は、正直驚きました。ブーム最盛期なら3ヶ月前の予約開始時刻に張り付いても取れなかったのに。


深夜まで続く宴会の騒音、ゴミの放置、消し忘れた焚き火...こういった「迷惑キャンパー」が少し減ったと感じます。フィールド全体の雰囲気が、昔の落ち着いた空気に戻りつつあります。
3. キャンプスタイルの多様性が定着
ブームを通じて、キャンプは「こうあるべき」という固定観念から解放されました。
ソロキャンプ、女子キャンプ、冬キャンプ、そして「頑張らないキャンプ」まで、あらゆるスタイルが市民権を得ました。私自身も、以前は「キャンプ料理は凝らなければ」と思い込んでいましたが、今では簡単な調理や既製品を活用することで、家族との時間をより大切にできるようになりました。
また、防災意識の高まりとともに「フェーズフリー」という考え方も浸透しました。キャンプギアを日常生活の備えとしても活用する発想は、北海道胆振東部地震を経験した私にとって、非常に共感できるものです。
キャンプブームがもたらした「影」- 見過ごせない課題たち
一方で、ブームが残した課題も深刻です。これらを理解しておくことで、より良いキャンプ体験につながります。
1. 自然環境への深刻な影響
ブーム期の急激なキャンパー増加は、自然環境に大きな負荷をかけましたかもしれません。
特にヒグマ被害は過去最悪ペースで増加しています。
生ゴミの放置や不適切な食料管理が野生動物を誘引し、人間との軋轢が深刻化しているのです。
北海道でキャンプをする私にとって、これは他人事ではありません。キャンプ場でも、以前より頻繁にクマ出没の注意喚起を見るようになりました。不適切なゴミ処理や食料保管が、結果的に私たち全員の安全を脅かしているのです。
2. 経済的負担の増加
物価上昇の影響は、キャンプ場の料金にも表れています。以前は3000円程度だったサイト料金が、今では5000円を超えるのが一般的になりました。
さらに深刻なのは、維持コストの問題から無料キャンプ場が次々と閉鎖されていることです。老朽化した水道設備の修理に2億円かかるという話を聞いた時は、その現実の厳しさを痛感しました。
3. 「キャンプ沼」という落とし穴
私自身も深くはまった「キャンプ沼」。次から次へと欲しくなるギアに、気づけば200万円以上を投じていました。
特に失敗したのは、見た目の美しさや話題性だけで選んだ大型ギアです。確かに高性能で美しいのですが、重すぎて準備が面倒になり、結局使わなくなってしまいました。「便利なのに不便」という矛盾した状況に陥ったんです。


なぜ今が最高のタイミングなのか?
ブームの光と影を踏まえた上で、なぜ私が「今が絶好のチャンス」と考えるのかをお伝えします。
理由1:恩恵は残り、問題は解決された
ブームがもたらした「光」の部分、つまり高品質なギアの入手しやすさや多様なキャンプスタイルは、そのまま残りました。一方で「影」の部分、つまり過密化やマナー問題は少し改善されています。
これは、一時的な興味でキャンプを始めた人たちが離れ、本当にキャンプを愛する人たちが残ったということです。フィールドの質が向上しているんです。
理由2:賢い選択ができる環境が整った
中古市場の活況により、「まずはお試し」という選択肢が充実しました。高価なギアをいきなり新品で購入するのではなく、中古で試してから判断できます。
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また、レンタルサービスも充実しているので、「本当に自分に必要なギアは何か」を見極めてから購入できます。
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賢いギア選びの3つのコツ
・まずはレンタルや中古で試してから購入を検討する
・SNS映えよりも自分のスタイルに合った機能性を重視する
・「一生もの」を狙うなら多少高くても信頼できるブランドを選ぶ
まとめ:ブーム後だからこそ見えてきた真の価値
キャンプブームは確かに混乱をもたらしましたが、同時に業界全体を大きく前進させました。そして今、その恩恵を最大限に享受できる環境が整っています。
過密化は解消され、高品質なギアは手に入りやすくなり、多様なスタイルから自分に合った楽しみ方を選択できる。これって、ブーム前よりも恵まれた状況だと思いませんか?


重要なのは、ブームが教えてくれた教訓を活かすことです。SNS映えや見栄ではなく、自分と自然、そして仲間との時間を大切にする。そんな「本質的な楽しみ方」に立ち戻れる今こそが、キャンプの真価を味わえる最高のタイミングなのです。
皆さんはキャンプブームをどう感じましたか?良かったことや困ったこと、今のキャンプ界への想いなど、ぜひコメント欄で教えてください。皆さんの体験談をお聞きできるのを楽しみにしています。
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それでは皆さん、賢く『ゆるっと』豊かなアウトドアライフを!