みなさんこんにちは!ポロンノゆるっとキャンプ略してポロキャンです!
春めいてきましたね。北海道にいると、この季節の変わり目ってすごく好きなんです。雪が融けて、山がだんだん色づいてきて、「そろそろ春キャンプ行けるな」って気持ちが高まってくる。
でも正直なことを言います。
今年(2026年)の春先は、例年より少し早い段階からクマの目撃情報が出ています。岩手・福島・北海道と、全国各地で冬眠明けを想定していない時期のうちから動いている個体が確認されている。私が住む北海道も例外じゃなくて、2月には浦河町の住宅近くでヒグマの足跡が見つかっているんですよね。
これは「怖いから行くな」という話じゃなくて、「状況が変わっているから、知っておいてほしい」という話です。
この記事のポイント
・2026年春は冬眠明けが通常より早く、3月でも各地でクマが活動中
・北海道のヒグマは本州のツキノワグマと危険度が別次元
・アウトドアで気をつけるべき行動パターンと時間帯がある
・熊スプレーはもはや「お守り」ではなく「基本装備」になってきた
それでは早速いきましょう!
2026年春、クマの「常識」が変わってきている
これまで「3月はまだ冬眠中」というのがアウトドア界での一般的な認識でした。でも今年はその認識がずれ始めています。
専門家によると、気温上昇や山の食料不足の影響で、冬眠から1か月以上早く目覚める個体が増えているとのこと。岩手県では3月初旬の時点でクマ出没が前年比で増加しており「冬眠中のはずが異常事態」と地元紙が報じています。
また福島大の研究者は、そもそも冬眠しない「穴持たず」のクマが増えていて、3月から5月にかけてが人里近くで最も危険な時期だと指摘しています。
春に山へ行く予定があるなら、「クマはまだ寝てる」という前提を捨てるところから始めてほしいと思っています。
北海道のヒグマは、本州のクマとは話が違う
ここは北海道在住者として、はっきり伝えておきたいところです。
本州にいるツキノワグマは体重50〜120kg程度で、基本的には臆病で逃げる傾向があります。でも北海道のエゾヒグマは別格です。
エゾヒグマのスペック
・体重150〜300kg、大型個体は400kg近くになることも
・立ち上がると高さ2m以上
・走る速度は50km/h前後(人間の全力疾走の約2倍)
・縄張り意識が強く、特に春は機嫌が悪い
札幌近郊でも藻岩山・手稲山・定山渓は完全にヒグマの生息域と隣接しています。私も過去に山でクマの痕跡(木の引っかき傷、フン)を見たことがありますが、「いないと思っていたところにいる」という感覚は本当に背筋が冷えます。
山に入るときは「クマはどこかにいる前提」で考える、というのが北海道に住むアウトドア好きの共通認識になってきています。
アウトドアで特に意識したい「危険なパターン」
クマとの事故が起きやすい状況には、ある程度共通したパターンがあります。
ヒグマ事故が起きやすい行動パターン
・単独行動:音が少なく、クマが気づきにくい
・早朝・夕方の行動:クマが最も活動する時間帯と重なる
・沢沿いのルート:沢音でお互いの気配が消える+クマの餌場になりやすい
・音を立てない移動:クマに人の存在を知らせることが最大の予防になる
・残飯やゴミの放置:クマを人に慣らしてしまう最悪の行動
特に「沢沿い」は要注意です。水の音で互いの気配が消えてしまうため、急に鉢合わせというリスクが一気に上がります。
熊スプレーは「お守り」じゃなくて「基本装備」
クマ鈴の話はよく出るのですが、正直クマ鈴だけでは不十分な場面があります。強風・沢音・茂みの中では、鈴の音は届きません。
北海道のアウトドア界では、熊スプレーの携帯が「基本装備」という認識になってきています。万が一の至近距離での遭遇時に、唯一有効な手段と言われているのが熊スプレーです。
熊スプレー(カウンターアソールト)
北米のハンター・レンジャーにも使われている定番ブランドがCounter Assault(カウンターアソールト)です。有効射程は約9m。使い方のポイントは「風上に立つ」「クマが5〜9mに近づいてから噴射」の2点です。
正直、これを使う場面が来てほしくはない。でも「持っているかどうか」で気持ちの余裕が全然違います。私は登山・沢沿りキャンプには必ず持つようにしています。
熊スプレーは使用期限があります(一般的に4年程度)。
購入時に製造年月を確認し、期限が近いものは交換を検討しましょう。
また初めて購入する場合は、使い方を動画などで事前に確認しておくことをおすすめします。
今の「クマが被害者」論について、アウトドア好きとして思うこと
SNSでは「クマが被害者だ」「人間が山に入るからだ」という意見が出ていますね。この議論、個人的には単純に白黒つけられないと思っています。
ヒグマの個体数は1990年代の推定約5,000頭から、現在は1万頭以上とも言われています。山の食料不足・農山村の過疎化・放置果樹…これらがクマを人里へ向かわせている構造的な問題があることは事実。
ただ一方で、北海道のアウトドアを愛する人間として、「だから山に行くな」という話には絶対にならないとも思っています。大切なのは「状況を正確に知って、相応の準備をすること」。それだけだと私は感じています。
まとめ|春の山を楽しむために「知っておく」こと
この記事のおさらい
・2026年の春はクマの活動開始が例年より早い傾向がある
・北海道のエゾヒグマは本州のクマとは危険度が違う
・沢沿い・早朝夕方・単独行動は特に注意が必要
・熊スプレーは「お守り」ではなく実用的な基本装備として準備しておく価値がある
春の山、絶対に楽しんでほしいと思っています。知ることは「怖くなること」じゃなくて「安心して行けるようになること」だと思うので。
それでは皆さん、賢く『ゆるっと』豊かなアウトドアライフを!


