みなさんこんにちは!ポロンノゆるっとキャンプ略してポロキャンです!
今回はセールでも道具の話でもなく、少し真面目な話を書かせてください。
4月に茨城県の大洗サンビーチで、潮干狩り中の男性が亡くなったというニュースを知りました。まず、亡くなられた方へ心からお悔やみ申し上げます。
この事故の報道を読んで、キャンプとは別に長年釣りもしてきた私は、ちょっと他人事に思えなかったんです。
この記事のポイント
・釣りをしてきた私が感じる、潮の「見えない怖さ」
・北海道と本州では、潮位差がかなり違うという話
・キャンプ×潮干狩りへの憧れと、だからこそ持っていたい感覚
それでは早速いきましょう!
釣りをしていた頃、潮位は"計算して読むもの"だった
私はキャンプがメインですが、釣りも長くやってきました。特に磯や潮の出る場所を歩くような釣りをしていた頃は、潮位の読み方がそのまま安全に直結していました。
何時に潮が何センチ上がるか。今どこまで歩けるか。帰り道はまだ通れるか。
これを確認しないまま磯に入るのは、釣り人の間では「やってはいけないこと」のひとつです。
夢中になっているとき——これがいちばん怖い。
魚が釣れ始めると、時間も潮位も頭から抜けます。気づいたら足元がじわっと濡れていて、さっきまで歩いてきた岩が水の中に消えている、なんてことが実際にあります。
潮の満ちるスピードって、じっと見ていると「あれ、思ったより早い」と感じる瞬間があるんですよ。特に潮が大きく動く時間帯に重なると、それが一気にくる。
北海道と本州では、潮位差がかなり違う
私は北海道在住なので、日頃から"北海道の海感覚"で慣れているんですが、これが地域によって全然違うんです。
北海道の日本海側は特に、潮位差がそれほど大きくない。正直、本州に比べると「穏やかな海」という印象を持ちやすい。
潮位差のざっくりしたイメージ
・北海道日本海側:潮位差が比較的小さい(太平洋側は1.0m前後)
・太平洋側(本州):地域によって差があるが、潮位差が1.5〜2m程度で、東京湾や伊勢湾ではやや大きくなります
・日本海側(本州):北海道日本海側より同等かやや大きい
だから、北海道感覚のまま本州の潮干狩りスポットに行くと、「こんなに引くの?」と驚くこともあると思います。同じように、「こんなに速く満ちるの?」と感じることもあるはず。
今回の大洗サンビーチのある茨城周辺は、潮干狩りが楽しめるくらい干潮時に潮が引く場所です。それだけ潮の動きも大きい、ということでもあります。
そして北海道では潮干狩りができる場所があまりないのは、こうした潮位差の問題も関係しているんだろうなと、改めて思いました。
「穏やかに見える海」が、いちばん油断しやすい
今回の事故で報道されていたのが、離岸流のある危険エリアへの立ち入りでした。
離岸流というのは、岸に向かって打ち寄せた波が、沖へ向かって細長く流れ出す現象です。見た目には分かりにくく、そこに入ると急に足が取られる。泳ぎが得意な人でも、真正面に向かって泳ぎ続けると消耗してしまう流れです。
離岸流に入った場合は、流れに逆らって正面に泳ぎ続けるのは体力を消耗します。流れと平行に岸と並行方向へ泳ぐか、浮いて流れが弱まるのを待つことが有効とされています。
潮干狩りをしている方が離岸流のある危険エリアに入ってしまうのは、夢中になっているうちに気づけば立入禁止エリアに近づいていた、ということもあるのだと思います。
「穏やかそうに見える」「浅そうに見える」「みんないるから大丈夫」——こういう判断が重なったとき、海は急に別の顔を見せる。これは釣りをしてきた私が何度も感じてきたことです。
キャンプ×潮干狩り、実は憧れているんです
少し話が変わりますが——私、潮干狩りを大人になってからやってみたいんですよ、正直。
子供の頃、親と愛知の方で潮干狩りをしていた程度、なんか羨ましいなと思っていました。北海道にいると、なかなかそういう機会がない。
でも、もし機会があれば、キャンプと組み合わせるのが最高だと思っているんです。
海沿いのキャンプ場に泊まって、朝から潮干狩り。採れたアサリを砂抜きしながら夕方を待って、焚き火の傍で酒蒸しにしてビールを飲む——想像しただけでいいですよね。
こういう楽しみ方って、アウトドアならではだと思うんです。
だからこそ、今回のニュースは他人事に感じられなかった。楽しい遊びの延長線上に、こうした危険が静かに潜んでいる。
その感覚は、釣りを通じて私も何度か体で覚えてきたものです。
潮干狩りの前に確かめておきたいこと
専門家として語るつもりはないし、「やめておけ」と言いたいわけでもありません。ただ、釣り人として海と付き合ってきた経験から、「これだけは自分も外さない」と思っていることをシェアします。
海レジャーの前に確かめていること
・潮位表を見て、何時が干潮で何時から満ちてくるかを確認する
・現地のルール(立入禁止エリア)を事前に調べておく
・離岸流が出やすい場所(ヘッドランド周辺など)の位置を把握する
・子どもには浮力補助のあるものを着せる
・靴はサンダルより足を守れるもので行く
・連絡手段(スマホ)と緊急番号(海は118番)を頭に入れておく
これ、別に特別なことではないんです。潮に慣れた釣り人なら当たり前にやっていること。
でも潮干狩りって「海水浴より手軽なレジャー」というイメージがあるせいか、この確認がスキップされやすい。そこが怖いな、と思っています。
楽しいからこそ、外さない感覚を持っていたい
今回の事故は、誰かを責めたい気持ちで書いているわけじゃないです。
ただ、潮干狩りや磯遊びって「自然の中で無防備になりやすい遊び」でもある。キャンプと少し似ています。楽しければ楽しいほど、周囲への注意が薄れる。
いつかキャンプと組み合わせて、潮干狩りをやってみたいと思っている自分だからこそ、このニュースを読んでから少し考え直しました。行く前に、ちゃんと潮位表を見よう。現地のルールを調べよう。子どもを連れて行くなら、もう一段準備をしよう。
そういう気持ちを、この記事で残しておきたかったんです。
亡くなられた方のご冥福を、改めてお祈りします。
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それでは皆さん、賢く『ゆるっと』豊かなアウトドアライフを!

