

みなさんこんにちは!ポロンノゆるっとキャンプ略してポロキャンです!
正直に言います。7月の福島町での新聞配達員の方の事故、8月の羅臼岳での登山客の方の死亡事故...これらのニュースを見るたびに、私の心は重くなります。キャンプに行きたい気持ちと、「今は控えた方がいいのではないか」という葛藤が続いています。
でも、こういう時だからこそ、最新の情報をしっかりと把握することが大切だと思うんです。感情的になって全てを避けるのではなく、現実を正確に理解した上で、適切な判断を下したい。そんな想いで、2025年9月の最新ヒグマニュースをまとめました。
この記事のポイント
・2025年9月の最新ヒグマ出没情報を詳しく把握できる
・都市部侵入から山岳地帯まで、地域別の状況が分かる
・今後のキャンプ計画を立てる際の判断材料として活用できる
それでは早速いきましょう!
深刻化する都市部への侵入事例
9月に入ってからも、ヒグマの都市部への侵入は続いています。特に衝撃的だったのが、三笠市での共同住宅侵入事例です。
三笠市公営住宅への侵入事件
9月16日午前、北海道三笠市の公営住宅でヒグマがリビングの窓ガラスを割って室内に侵入するという、前代未聞の事件が発生しました。80代の女性が室内にいる状況で、クマは住民の近くを通り過ぎた後、開いていた玄関から外へ出て行ったとのこと。幸い、けが人はありませんでした。
この事例で注目すべきは、クマが明確に人間の生活空間に侵入しているという点です。窓ガラスを割ってまで室内に入るという行動は、明らかに異常な状況と言えるでしょう。
パトカー追跡事案
9月17日未明、北海道木古内町でパトカーに追跡されていた体長約1メートルのクマが線路内に逃走する事件も発生しています。市街地への深夜出没で、子グマとみられています。
パトカーがクマを追跡するという、一昔前では考えられなかった光景が現実となっています。これは都市部でのクマ出没がいかに深刻化しているかを物語っています。
道南地域での大量出没
9月12日から16日の5日間で、道南地域では驚異的な出没数が記録されています。
11市町村で24件の出没情報
北斗市、せたな町、松前町、江差町、知内町、函館市など11市町村で24件の出没情報が寄せられました。このうち20件は目撃で、畑での食痕被害やクマのフンの確認も報告されています。
道南地域の現状
・わずか5日間で24件の出没
・11の市町村にまたがる広範囲での確認
・目撃だけでなく、食痕やフンの発見も多数
この数字を見ると、道南地域でのヒグマの活動がいかに活発化しているかが分かります。警察もパトロールを強化している状況です。
夕張市住宅街での連続目撃
9月14日夕方と15日午前に夕張市内の住宅街で、クマ2頭が相次いで目撃されています。住宅街という人間の生活圏での連続目撃は、非常に危険な状況と言えるでしょう。
札幌圏への波及
9月13日には、恵庭市および石狩市でもヒグマの出没が確認されており、住民に注意喚起が行われています。札幌圏という人口密集地域での出没は、より多くの人々にとって身近な脅威となっています。
羅臼岳事故から1か月の対策強化
8月14日に知床半島・羅臼岳で発生した登山客の死亡事故を受け、環境省ウトロ自然保護官事務所は対策を強化しています。
新たな安全対策
登山口付近に多言語の接近禁止看板を新設し、観光客の問題行動を監視するカメラも設置されました。人慣れしたクマの行動変容対策を強化しているとのことです。


この事故で改めて浮き彫りになったのは、「ちょっとした」餌付けが如何に危険かということです。スナック菓子一つでも、クマを人間に慣れさせてしまう可能性があるのです。
夜間の活動も活発化
奈井江町での3頭同時目撃
9月16日夜、北海道奈井江町の道路沿いで自動車を運転中の男性がクマ3頭を目撃しています。夜間の道路沿いで3頭というのは、非常に珍しいケースです。
深夜パトロール中の発見
9月17日午前2時35分頃、木古内警察署の未明パトロール中、警察官が1頭のヒグマを発見し追跡を試みましたが、クマは逃走しました。
これらの事例から、ヒグマの活動時間も従来の認識を超えて拡大していることが分かります。夜間の移動や活動も増えており、私たちキャンパーにとってはより一層の注意が必要な状況となっています。
キャンパーとしての正直な心境
これだけの情報を整理していると、正直言って気持ちが重くなります。キャンプを愛する一人として、北海道の大自然の中で過ごす時間は私にとってかけがえのないものです。でも、これらのニュースを見ていると、「今はキャンプを控えた方がいいのではないか」という気持ちが強くなってしまいます。
特に子連れキャンプの場合は、より一層の慎重さが求められる状況です。
子どもの安全を最優先に考え、無理は禁物です。
でも同時に、こうした情報をしっかりと把握することで、適切な判断ができるとも思っています。感情的になって全てを避けるのではなく、リスクを正確に理解した上で、自分なりの判断基準を持つことが大切なのではないでしょうか。
今後のキャンプ計画への影響
これらの最新情報を踏まえて、私は以下のような方針で今後のキャンプ計画を考えています。
今後のキャンプ計画の方針
・出没情報の事前確認をより徹底する
・電気柵設置のキャンプ場のみを選択する
・複数人でのキャンプに限定し、ソロキャンプは当面控える
・クマ撃退スプレーの携帯を必須とする
・食料管理をこれまで以上に厳格に行う
特に重要なのは、事前の情報収集です。キャンプ前には必ず最新のクマ出没情報をチェックし、少しでも危険を感じたら迷わず計画を変更する勇気を持つことが必要だと感じています。
クマ対策グッズの見直しを
この機会に、クマ対策グッズの見直しも行いたいと思います。特に以下のアイテムは必須だと考えています。
クマ撃退スプレー
メインと予備の2本携帯を基本とし、使い方の練習も定期的に行う必要があります。北米での研究では90%以上の効果が確認されている頼もしいアイテムです。
大音量ホイッスル
緊急時にすぐに音を出せるよう、常に首からかけておくタイプがおすすめです。人数分の準備は必須です。
500ルーメン以上のLEDライト
ヒグマが非常に警戒する強い光を発するため、威嚇効果が期待できます。特に夜間の活動には必須のアイテムです。
ベアキャニスター
食料保管用の密閉性の高いコンテナです。車内保管と併用することで、より安全な食料管理が可能になります。
情報収集の重要性
今回のニュースまとめを作成していて改めて感じたのは、最新情報の収集がいかに重要かということです。


特に以下の情報源は定期的にチェックすることをおすすめします:
- 北海道庁の公式ウェブサイト
- 各市町村の公式情報
- キャンプ場の公式サイトやSNS
- 現地スタッフへの直接確認
- ニュースサイトの最新情報
情報を軽視せず、危険な場合は引き返す勇気を持つことが、成熟したキャンパーのスタンスだと思います。
まとめ:現実と向き合いながらも前向きに
2025年9月の最新ヒグマニュースをまとめて感じるのは、状況は確実に深刻化しているということです。都市部への侵入、住宅街での連続目撃、夜間活動の活発化...これらは全て、これまでとは異なる新しい段階に入ったことを示しています。
現状の認識と今後の対応
・ヒグマ問題は確実に深刻化している
・最新情報の収集がこれまで以上に重要
・対策グッズの見直しと準備の徹底が必要
・無理をせず、安全第一の判断を心がける
でも、だからといって北海道のアウトドアを完全に諦める必要はないと思っています。リスクを正しく理解し、適切な対策を講じ、最新情報を常にチェックし、無理をせず安全第一で行動する。この基本を守りながら、私たちは北海道の自然と向き合い続けることができるはずです。
完璧な解決策はないかもしれませんが、「こういう時代になったんだな」と現実を受け入れ、前向きに対策を考える方が建設的だと感じています。
キャンプで得られる感動や癒しは、そのリスクを上回る価値があると私は信じています。ただし、それは適切な準備と覚悟があってこそのこと。私たち一人ひとりが、責任を持ってアウトドア活動に取り組んでいきたいですね。
最新の情報をしっかりと把握し、適切な判断を下しながら、それでも北海道の大自然を愛し続けたい。そんな想いを込めて、今回の記事をお届けしました。
それでは皆さん、賢く『ゆるっと』豊かなアウトドアライフを!