

みなさんこんにちは!ポロンノゆるっとキャンプ略してポロキャンです!
焚き火はキャンプの醍醐味ですが、薪代の出費が気になる方も多いのではないでしょうか。実はポロキャン、一軒家に引っ越してから薪代を劇的に節約できる方法を見つけたんです。現在は自前の薪棚で1年間乾燥させた薪をストックし、ソロストーブのレンジャーでペレットも活用しています。
マンション時代は地元の掲示板サイトで不要な薪をもらったり、様々な工夫をしてきました。この記事では、住環境に関係なく誰でも実践できる薪代節約術をお伝えします。
この記事のポイント
・無料・格安で薪を入手する具体的な方法がわかる
・薪の効率的な使い方で燃焼時間を延ばすテクニックが学べる
・ペレットなど薪の代替燃料で更なるコスト削減が可能
それでは早速いきましょう!
住環境別!無料・格安薪の入手テクニック
一軒家住まいなら絶対チェック!自治体の無料配布
ポロキャンが現在メインで活用しているのが、自治体の無料薪配布です。多くの自治体では街路樹の剪定や台風による倒木処理で発生した木材を、処分費用削減のため無料配布しています。


ポロキャンの場合、知人の工場から出る角材をチェンソーで薪サイズにカットしています。製材所や建築現場では端材の処分に費用がかかるため、相談すれば無料で譲ってもらえるケースが多いんです。
ただし重要な注意点があります。防腐剤処理された木材や合板は、燃やすと有害な煙が出るため絶対に避けましょう。必ず無垢の天然木であることを確認してください。
👉 私が愛用しているチェンソーはこちら(音が小さく初心者でも扱いやすい)
マンション・アパート住まいでも諦めない!
賃貸住まいのキャンパーにおすすめなのが、地域密着型の掲示板サイトの活用です。ポロキャンがマンション時代に実際に使っていた方法で、ジモティーやメルカリなどで「薪 無料」「薪 格安」と検索すると、DIYで余った木材や不要になった薪を出品している方が見つかります。
コンテナケースに入る程度の量であれば、車での運搬も現実的です。
取引相手とのやり取りは丁寧に行い、引き取り日時を事前に調整しましょう。
ふるさと納税で薪をゲット!
意外と知られていないのが、ふるさと納税の返礼品として薪がもらえる制度です。実質負担額2,000円で薪を入手できるため、コストパフォーマンスは抜群です。
森林資源の豊富な地域(北海道、岩手、長野など)では多くの選択肢があります。到着まで時間がかかることと、量や種類が自治体によって異なる点に注意が必要ですが、計画的に利用すれば大幅な節約になります。
薪の効率を最大化!燃焼テクニックで節約術
乾燥が全て!1年間の保管で燃焼効率アップ
ポロキャンが薪棚を設置した最大の理由は、薪の乾燥管理です。伐採直後の生木は水分を約50%含んでいるため、このまま燃やすと煙が多く、火力も上がりません。
理想的な含水率は15~20%以下で、達成には6ヶ月から2年程度の乾燥期間が必要です。薪棚では以下のポイントを守って保管しています。
薪の正しい乾燥方法
・地面から15cm以上浮かせてパレットの上に積む
・薪同士の間に隙間を作り、風通しを良くする
・上面のみ防水シートで覆い、側面は開放する
・樹皮側を下にして積むと水はけが良くなる
トップダウン方式で薪の消費量を半減
薪の組み方を変えるだけで、使用量を大幅に削減できます。ポロキャンが最近覚えたのが「トップダウン方式」と呼ばれる逆さ焚きの技術です。


この方式の最大のメリットは燃焼効率の高さです。下段の薪から発生する未燃焼ガスが上部の炎を通過する際に再燃焼するため、薪を無駄なく使い切れます。
ペレット活用術!薪より安上がりな代替燃料
ソロストーブとペレットの最強コンビ

私がずっとハマっているのが、ソロストーブレンジャーでのペレット燃焼です。木質ペレットは薪と比べて以下のメリットがあります。
ペレット燃料の魅力
・薪の約半分のコストで同等の熱量を得られる
・煙がほとんど出ないため周囲への配慮も◎
・保管場所を取らず、湿気にも強い
・火付きが良く、燃焼時間も安定している
ペレットの発熱量は約18.4 MJ/kgと薪よりも高く、少量で長時間の燃焼が可能です。特にソロキャンプや少人数での焚き火には最適な選択肢といえるでしょう。
▼ソロストーブ レンジャーでペレットを使うメリットについての記事はこちら
▼ソロストーブ レンジャーとペレットについてのYouTube動画はこちら
オガライトという隠れた優等生
もう一つおすすめなのがオガライトです。おが屑を高温高圧で圧縮成形した燃料で、約20.1 MJ/kgという非常に高い発熱量を誇ります。
1本で約1時間炎が持続し、その後2時間程度は熾火として使えるため、調理から暖房まで幅広く活用できます。火の粉もほとんど出ないため、安全性の面でも優秀です。
オガライトは密度が高いため、使用する際は焚き火台の耐荷重を確認しましょう。
また、燃焼温度が高いため、薄い焚き火台では変形のリスクがあります。
薪棚DIYで長期保管をマスター
簡単な薪棚でコスト削減効果を最大化
無料や格安で薪を入手できても、適切に保管できなければ意味がありません。私の薪棚は、5年ぐらい経過していますが今でも十分に機能しています。(サビや歪みはあります)
初期費用はかかりましたが、このおかげで年間の薪代を数万円節約できています。薪棚があることで大量の薪をまとめて調達し、じっくり乾燥させることが可能になりました。


薪の品質管理で無駄をゼロに
乾燥した薪の見極め方も重要なポイントです。木口にひび割れがあり、くすんだ色で、持った時に軽く感じるものが良い薪の目安です。薪同士を叩いた時に甲高い音がすれば、十分に乾燥している証拠です。
先入れ先出しの原則で、古い薪から順番に使用することで、保管中の劣化も防げます。
地域の繋がりで薪ネットワークを構築
キャンプ仲間との情報交換も薪代節約の重要な要素です。SNSやキャンプ場で知り合った方々と薪の情報を共有することで、思わぬ掘り出し物に出会えることがあります。
私も地元のキャンプグループで、伐採情報や薪の分け合いをしています。一人では運べない大量の薪も、仲間と協力すれば効率的に処理できますし、何より楽しいんです。
薪ネットワーク構築のコツ
・キャンプ場での積極的な交流を心がける
・SNSでキャンプ情報を発信し、仲間を増やす
・地域の造園業者や製材所とのコネクションを作る
・情報をもらったら、お返しの情報提供も忘れずに
安全第一!薪節約でも守るべきルール
コスト削減を追求する中で、絶対に妥協してはいけないのが安全性です。特に一酸化炭素中毒のリスクには十分注意が必要です。
テント内や密閉空間での燃焼器具使用は原則禁止です。どんなに寒くても、適切な換気なしに燃焼器具をテント内で使用することは絶対に避けましょう。
また、病害虫の拡散防止も重要なマナーです。薪はできる限りキャンプ地域で調達・消費する「地産地消」を心がけ、遠方から持参した薪は使い切るか持ち帰るようにしています。
私有地からの無断採取は窃盗行為です。
必ず土地所有者の許可を得てから薪を採取しましょう。
まとめ:薪代ゼロで豊かな焚き火ライフを
薪代の節約は、工夫次第で誰でも実現可能です。私の経験では、年間5万円近くかかっていた薪代を、ほぼゼロまで削減できました。
重要なのは、住環境に合わせた戦略を立てることです。一軒家なら薪棚での大量保管、マンションなら少量ずつの効率的な調達と消費。どちらの環境でも、知識と工夫で大幅なコスト削減が可能です。
ペレットやオガライトなどの代替燃料も上手に活用し、状況に応じて使い分けることで、より経済的で快適な焚き火を楽しめます。
薪代節約の要点まとめ
・自治体の無料配布やネット掲示板を活用する
・適切な乾燥と保管で薪の品質を保つ
・効率的な燃焼テクニックで使用量を削減
・ペレットなど代替燃料も賢く使い分ける
・安全ルールと環境マナーは絶対に守る
薪代を節約することで浮いた予算を、新しいキャンプギアや美味しいキャンプ飯に回せるようになります。お財布に優しく、環境にも配慮した薪ライフで、より充実したキャンプを楽しみましょう!
それでは皆さん、賢く『ゆるっと』豊かなアウトドアライフを!ポロキャンでした!