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キャンプのゴミ問題、本当に深刻?|北海道キャンパーが見た現実と私たちにできること

最近キャンプ場でゴミの放置とか見かけることがあるけど、実際どれくらい問題なんだろう?
実は思っている以上に深刻で、でも一人ひとりの心がけで確実に改善できる問題なんです。

みなさんこんにちは!ポロンノゆるっとキャンプ略してポロキャンです!

今回は、私たちキャンパーにとって避けて通れない「ゴミ問題」について、リアルな現状と解決策をお伝えします。正直言うと、私自身も若い頃は今ほど環境への配慮ができていませんでした。でも、キャンプを続ける中で学んだことや、北海道という自然豊かな環境で感じた責任について、素直にお話しさせてください。

この記事では、問題の現状から具体的な対策まで、実体験を交えながら分かりやすく解説していきます。

この記事のポイント

・キャンプブームの裏で深刻化するゴミ問題の実態が分かる

・野生動物や環境への具体的な影響を理解できる

・今すぐ始められる実践的な対策方法を学べる

ソロキャンプのマナーについて話している記事はこちら

それでは早速いきましょう!

キャンプブームの光と影:数字が語る現実

近年のキャンプブームは本当にすごいものがありました。コロナ禍をきっかけに、2021年には750万人ものオートキャンパーが自然を楽しんだというデータもあります。

でも、この急激なブーム拡大には思わぬ副作用がありました。それが「ゴミ問題」と「マナー問題」の深刻化です。

急にキャンプを始める人が増えて、マナーが追いついていないってこと?
その通りです。特に「知らなかった」から起こる問題が多いんです。

実際に、私も北海道の様々なキャンプ場を利用する中で、以下のような光景を目にすることがあります:

  • 炭が適切に処理されずに放置されている
  • 食べ残しが散乱している
  • テントやBBQグリルが遺棄されている
  • ガス缶が不適切に捨てられている

特に危険な放置ゴミ

・完全に消火されていない炭(火災の危険)

・食べ残し(野生動物の誘引)

・使用済みガス缶(爆発の危険)

私の苦い経験:サンダルが溶けた海キャンプの教訓

実は、私自身もゴミ問題の「被害者」になった経験があります。

幼少期の海キャンプでのこと。砂浜を歩いていると、足元がものすごく熱くなったんです。よく見ると、前の利用者が埋めた炭がまだ熱を持っていて、サンダルが溶け始めていました。

あの時は早めに気づいたから良かったものの、もし気づかずに踏み続けていたら大火傷をしていたかもしれません。本当にゾッとしました。

炭は見た目では消火の判断ができません。
必ず水をかけて完全に冷ましてから処理しましょう。

北海道ならではの深刻な問題:野生動物との共存

北海道でキャンプをする私たちにとって、ゴミ問題はより深刻な意味を持ちます。なぜなら、キツネやヒグマといった野生動物が身近にいるからです。

ヒグマって、本当にキャンプ場に現れるの?
残念ながら、食べ残しに誘われて現れることがあります。一度人間の食べ物を覚えると、繰り返し現れるようになるんです。

放置された食べ残しやゴミは、以下のような危険を招きます:

  • 野生動物の人慣れ(餌付け状態)
  • キャンパーへの直接的な危険
  • 動物の健康被害(プラスチックの誤飲など)
  • 生態系のバランス崩壊

私も釣りをしますが、釣り場でも同様の問題を目にします。せっかくの美しい自然が、ゴミ問題で使えなくなってしまうのは本当に悲しいことです。

今すぐできる!実践的なゴミ対策

ここからは、私たち一人ひとりが今日から実践できる具体的な対策をご紹介します。

基本の3原則

・持ち込んだものは必ず持ち帰る

・来た時よりも美しく

・次の人のことを考えた行動

事前準備でゴミを減らす工夫

キャンプ場でのゴミを減らすには、家での準備が重要です:

  • 食材の包装を事前に外しておく
  • 野菜は家でカットして持参
  • 再利用可能な容器や食器を選ぶ
  • 適量の食材を準備(食べ残しを避ける)

現地での適切な処理方法

炭の処理: 完全に水をかけて冷ましてから、指定の炭捨て場へ。指定場所がない場合は必ず持ち帰ります。

洗い物の排水: 食べ物のカスを取り除いてから、洗う。今は、環境に優しい洗剤もあり。

ガス缶の処理: 完全に使い切ってから、各自治体のルールに従って処分します。

キャンプ場にゴミ箱があっても持ち帰った方がいいの?
そうですね。ゴミ箱があっても、基本は持ち帰りが理想です。キャンプ場の負担を減らすことにもつながります。

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若い頃の反省と、今伝えたいこと

正直に告白すると、私も若い頃は今ほど環境への配慮ができていませんでした。バーベキューの後の炭をそのままにしたり、洗い物の排水を気にせず流したり…。

でも、キャンプを続ける中で、自然の美しさとその大切さを実感するようになりました。そして、その自然を次の世代にも残したいという想いが強くなったんです。

私たちが今できること

・まずは自分が模範となる

・知らない人にも優しく教える

・子どもたちに正しいマナーを伝える

特に、お子さんがいる方は、キャンプを通じて環境への配慮を教える絶好の機会だと思います。子どもたちが自然を大切にする心を育てることが、長期的な解決につながるはずです。

キャンプ場の変化:成功事例から学ぶ

最近は、ゴミ問題に積極的に取り組むキャンプ場も増えています。

例えば、有料・予約制に移行することで利用者の責任感を高めたり、ゴミ箱を完全に撤去して「持ち帰り必須」にしたりする取り組みです。

これらの施策により、マナーが大幅に改善されたという報告も多数あります。

ゴミ箱がないと不便じゃない?
最初は戸惑いますが、慣れると事前準備をしっかりするようになって、結果的にゴミも減らせるんです。

まとめ:一人ひとりの意識が未来を変える

キャンプのゴミ問題は確かに深刻ですが、絶望的な問題ではありません。私たち一人ひとりが意識を変えることで、確実に改善できる問題だと信じています。

今日から始められること

・次回のキャンプでは「ゴミゼロ」を目指す

・家族や友人と環境への配慮について話し合う

・キャンプ場のルールを事前に確認する

私も北海道の美しい自然を守るため、そして次の世代にこの素晴らしいキャンプ文化を残すため、これからも気をつけて行動していきたいと思います。

美しい自然があるからこそ、私たちはキャンプを楽しめるのです。その恩恵に感謝し、責任を持った行動を心がけていきましょう。

環境への配慮は難しいことではありません。
小さな心がけの積み重ねが、大きな変化を生み出します。

キャンプを愛する仲間として、一緒に美しい自然を守っていきませんか?

キャンプブーム後の変化を知りたい方はこちらの記事もチェック

それでは皆さん、賢く『ゆるっと』豊かなアウトドアライフを!

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  • この記事を書いた人

ポロンノゆるっとキャンプ

略してポロキャンです! 北の大地でアウトドア歴10年超。ギア購入200万円以上、投資で300万円以上の失敗も経験し、そのリアルな体験から北海道ならではの『ゆるっと』キャンプとお金を豊かにする知恵を発信中。一眼レフカメラ初心者。 当ブログとYouTube(登録者2000人〜)が主な活動場所です。各種SNSも更新中。

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