

みなさんこんにちは!ポロンノゆるっとキャンプ略してポロキャンです!
今回は、私が10年以上のアウトドア経験と200万円以上のギア投資を通して辿り着いた「キャンプギア選びの価値観」について、正直にお話ししたいと思います。実は私のキャンプ観は、2018年の北海道胆振東部地震をきっかけに大きく変わったんです。
この記事のポイント
・災害体験がキャンプギア選びの価値観を変えた実体験
・200万円投資して分かった「本当に必要なギア」の見極め方
・安全性と実用性を重視したギア選びの具体的な基準
それでは早速いきましょう!
子供時代から始まった「質素な」キャンプライフ
私のキャンプ人生は、子供時代の家族キャンプから始まりました。当時は本当に質素なもので、有名ブランドなんて全く使っていませんでした。コールマンやogawaといったメーカーも知らなかったし、とにかく安い道具ばかり。
大人になってからも、その延長線上でした。コールマンのシンプルなドームテント(2ルームではなく、タープもなし)とホームセンターで集めた寄せ集めのギアで、年に1回程度キャンプを楽しむ程度。
正直、当時の私にとってキャンプは「たまにやる楽しい思い出作り」程度の認識でした。本格的に道具を揃えるなんて考えもしませんでした。
一方で、釣りは大好きで、車中泊も含めて北海道全道の釣り場を回っていました。この車中泊の経験が、後のキャンプ観に大きく影響することになるとは、当時は思いもしませんでした。
人生を変えた2018年北海道胆振東部地震
私のキャンプ観が根本的に変わったのは、2018年9月6日の北海道胆振東部地震でした。この時の大停電(ブラックアウト)は、本当に衝撃的な体験でした。


まず、お湯が出なくなりました。秋の北海道で水シャワーは本当に冷たくて、家族全員が震え上がりました。ポータブル石油ストーブもなかったので、暖房に困りました。スマホの充電もままならず、情報が途切れそうになる不安は計り知れませんでした。
でも、この時に救ってくれたのが、普段キャンプで使っていた「寄せ集めの道具たち」だったんです。ガスバーナーでお湯を沸かせたし、ランタンで明かりも確保できました。
ただ、同時に強く感じたのは「もっと便利で信頼性の高い道具があれば、もっと困らなかったのに」という後悔でした。特に、当時はまだ子供がとても小さかったので、「家族だけでも守れる力や備えを手に入れたい」という思いが強くなりました。
災害時には、普段使い慣れた道具でないと、いざという時に使えない可能性があります。
キャンプギアを防災グッズとして活用するには、日常的に使い方を身につけておくことが重要です。
ギア投資への転換点とブランド品への挑戦
地震の体験を機に、私のキャンプギアに対する考え方は180度変わりました。まずポータブル電源を購入し、続いてスノーピークのテントなど、これまで手を出していなかったブランド品を積極的に集めるようになりました。
見た目がおしゃれだから買ったものもありました。でも、使い続けていく中で気づいたのは、最終的に手元に残っているのは「価格は高くても、安全面や性能面、実用面に特化したもの」ばかりだということでした。
200万円以上投資して学んだことは、キャンプギアには明確に「生き残るもの」と「使わなくなるもの」があるということです。そして、生き残るギアには共通点がありました。
▼私の現在愛用しているポータブル電源の記事はこちら
私が辿り着いたギア選びの3つの基準
長年の体験と投資を通して、私なりのギア選びの基準が確立されました。
1. 安全性への徹底したこだわり
家族の安全を守るという目的があるため、安全性に妥協は一切しません。テントなら風に強い構造、バーナーなら安定性の高さ、ランタンなら火災リスクの低さを最優先に選びます。
少し値段が高くても、信頼できるメーカーの製品を選ぶようになりました。これは地震の経験があるからこそ、絶対に譲れない部分です。
2. 実用性と多機能性
災害時にも使えることを前提に、日常的にも活用できる実用性を重視します。ポータブル電源は普段のキャンプでも大活躍しますし、災害時の備えにもなります。
一つの道具で複数の用途に使えるものや、設営・撤収が簡単なものを選ぶようになりました。いざという時に、慌てていても確実に使えることが大切だからです。
3. 家族全員が楽しめること
キャンプは趣味でもありますが、私にとっては家族との大切な時間でもあります。そのため、子供たちも一緒に楽しめる道具を選ぶことを意識しています。
設営に子供も参加できるテントや、一緒に料理を楽しめる調理器具など、家族の絆を深められるギアを大切にしています。
私のギア選びで重視するポイント
・災害時にも確実に使える信頼性
・日常でも活用できる実用性
・家族全員が安心して使える安全性
・子供と一緒に楽しめる操作性
防災とキャンプを融合させた考え方
現在の私のキャンプは「趣味だけど趣味じゃない」感じです。どっぷり楽しんでいるのは事実ですが、常に防災意識が根底にあります。
正直に言うと、今また停電があっても、しばらくはやっていける備えをしています。でも、それは単なる防災グッズの備蓄ではなく、普段からキャンプで楽しく使っているものばかりです。
この「防災×キャンプ」の考え方は、私なりの新しいキャンプスタイルだと思っています。楽しみながら備える、楽しみながら家族を守る力を育てる。そんなキャンプが、今の私にとって最も価値のあるものになっています。


まとめ:価値観の変化がもたらした新しいキャンプライフ
200万円以上の投資と地震という大きな体験を通して、私のキャンプギア選びの価値観は大きく変わりました。見た目の美しさやブランドネームも大切ですが、それ以上に「本当に必要な時に、確実に家族を守ってくれるか」という視点が最も重要になりました。
もちろん、個人的な趣味嗜好もあります。でも、その根底には常に「家族の安全と楽しい時間」への願いがあります。これが私なりのキャンプギア選びの価値観であり、今後も大切にしていきたい考え方です。
皆さんにも、ぜひ自分なりのギア選びの基準を見つけてほしいと思います。それが災害への備えでも、純粋な楽しさでも、コストパフォーマンスでも、どれも正解だと思います。
最後に伝えたいこと
・自分なりの価値観を持つことの大切さ
・体験から学ぶギア選びの重要性
・防災意識とキャンプの楽しさは両立できること
それでは皆さん、賢く『ゆるっと』豊かなアウトドアライフを!