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キャンプ場の有料化と閉鎖をどう受け止める?前向きな対応法を考えてみた

最近、無料だったキャンプ場が有料になったり、閉鎖されたりしているけど、これってどう思えばいいんだろう?
確かに寂しい気持ちもありますが、実は私たちキャンパーにとって決して悪いことばかりではないんです。むしろ、より良いキャンプ環境への変化かもしれません。

みなさんこんにちは!ポロンノゆるっとキャンプ略してポロキャンです!

最近、SNSやキャンプ仲間の間でよく話題になるのが「昔は無料だったキャンプ場が有料になった」「思い出のキャンプ場が閉鎖された」という話題です。北海道でも、私が子供の頃から利用していたキャンプ場の中には、すでに閉鎖されてしまったところもあります。

正直、無料の方がお財布には優しいですし、思い出の場所がなくなるのは寂しいものです。でも、実際に現場を見てきた一人のキャンパーとして感じるのは、「これは必然的な流れなのかもしれない」ということです。

この記事のポイント

・キャンプ場有料化・閉鎖の本当の理由がわかる

・有料化をネガティブに捉えすぎない視点が身につく

・私たちキャンパーができる前向きな対応方法がわかる

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それでは早速いきましょう!

なぜキャンプ場の有料化・閉鎖が進んでいるのか

コロナ禍のキャンプブームが招いた現実

コロナ禍以降、キャンプは空前のブームとなりました。特に無料キャンプ場や格安キャンプ場には、想像を超える数の人が押し寄せるようになったんです。

私も過去に実際に目撃したことがありますが、以前はほとんど人がいなかった穴場の無料キャンプ場が、週末になると車が停めきれないほどの大混雑。そして残念ながら、その中には明らかにマナーを守れていない方もいらっしゃいました。

具体的にはどんなマナー違反があったの?
ゴミの放置、夜遅くまでの大声での騒音、直火の跡、トイレの汚れなど、管理者の手に負えないレベルになってしまった場所も多いんです。

維持管理コストと安全面のリスク

キャンプ場の運営には想像以上のコストがかかります。トイレの清掃、ゴミの処理、設備のメンテナンス、さらには利用者の安全確保まで、すべて管理者の責任です。

北海道の場合、野生動物の出没や落石などの自然災害リスクもあります。せたな町の大成野営場のように、クマの出没や落石リスクが高まって、安全確保のために閉鎖を余儀なくされたケースもあります。

北海道では特に、水道設備の凍結対策や熊対策など、本州では考えられないコストが発生します。
約2億円の設備投資が必要になったキャンプ場もあるほどです。

有料化は本当に「悪いこと」なのか?

サービスの質向上と表裏一体

有料化というと、どうしても「お金がかかるようになった」というネガティブな面に目が向きがちです。でも、実際に有料化されたキャンプ場を利用してみると、その違いは歴然としています。

清潔なトイレ、きちんと管理されたサイト、ゴミの分別ルールの徹底、そして何より「お互いにマナーを守ろう」という意識の高い利用者同士の環境。これらは有料化によって得られる大きなメリットです。

「安心と秩序」を手に入れる投資

私が今年利用した有料キャンプ場では、夜10時以降は静かになり、朝も気持ちよく目覚めることができました。家族連れの方も安心して子供を遊ばせられる環境が整っていて、「これなら多少お金を払ってでも利用したい」と心から思えました。

有料化のメリット

・清潔で安全な施設の維持

・マナーを守る利用者同士の快適な環境

・予約システムによる混雑の緩和

・緊急時の対応体制の整備

僕たちキャンパーができること

お金を払うことは「投資」と考える

キャンプ場の利用料を単なる「出費」ではなく、「地域や自然を守るための投資」として考えてみてはいかがでしょうか。私たちが支払う利用料は、そのキャンプ場が存続するための大切な資金源になります。

また、地域経済への貢献という意味でも、とても意義のあることです。地元の食材を購入したり、近隣の温泉施設を利用したりすることで、地域全体の活性化にもつながります。

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マナーアップで未来のキャンプ環境を守る

私たち一人ひとりのマナーが、キャンプ場の未来を左右すると言っても過言ではありません。基本的なことですが、以下のポイントを改めて心がけたいものです。

守りたい基本マナー

・ゴミは必ず持ち帰る(分別も確実に)

・夜10時以降は静かに過ごす

・直火禁止の場所では焚火台を使用

・共用施設は次の人のことを考えて使用

選択肢の多様化を楽しむ

有料化や閉鎖によって選択肢が減ったように感じるかもしれませんが、実は逆に選択肢は多様化しています。高規格キャンプ場からシンプルな有料サイトまで、自分のスタイルや予算に合わせて選べる時代になったのです。

どんな選択肢があるの?
グランピング、オートキャンプ場、フリーサイト、ソロキャンプ専用サイトなど、用途に特化したキャンプ場が増えています。きっと自分にぴったりの場所が見つかりますよ。

北海道の具体例から学ぶ

せたな町・大成野営場の事例

2021年度末で営業を終了したせたな町の大成野営場は、落石やクマの出没といった安全上のリスクが主な閉鎖理由でした。水道設備の整備にも約2億円という巨額の費用が必要で、町の財政では対応が困難だったのです。

これは決して珍しいケースではありません。北海道の厳しい自然環境では、安全確保のためのコストが想像以上にかかるのが現実です。

飯能河原の有料化実験

埼玉県の飯能河原では、マナー問題の解決を目的とした有料化の実証実験が行われました。その結果、ゴミの放置や騒音問題が大幅に改善されたという報告があります。

この事例は、有料化が単なる収益目的ではなく、より良いキャンプ環境を作るための有効な手段であることを示しています。

有料化実験では、利用者のマナー向上だけでなく、地域住民からの苦情も大幅に減少したとの報告があります。

今後のキャンプ文化の展望

無料キャンプ場は「激レア資源」に

今後、無料キャンプ場は減少傾向が続くと予想されます。しかし、これは無料キャンプ場が「激レア資源」となることを意味します。マナーを守れる人だけが利用できる、本当に価値のある場所として残っていくでしょう。

私も、まだ残っている無料キャンプ場を利用する際は、その貴重さを噛み締めながら、より一層マナーに気をつけて利用するつもりです。

キャンパーの質が問われる時代

これからのキャンプ文化は、「安さで群がる」から「価値を選んで支払う」へとシフトしていくと思います。自分がどんなキャンプ体験を求めているのか、そのためにはどの程度のコストをかけるべきなのか、一人ひとりが考える時代になったのです。

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まとめ:前向きに受け止めよう

キャンプ場の有料化や閉鎖は、確かに寂しい面もあります。しかし、これを「キャンプ文化を守り、発展させるための必要な変化」として前向きに受け止めることで、より豊かなキャンプライフを送ることができるのではないでしょうか。

私たちができること

・有料化を地域貢献・自然保護への投資と考える

・マナーを守って残された無料キャンプ場を大切に利用する

・自分のスタイルに合ったキャンプ場を積極的に選ぶ

・キャンプの質と安全性を重視した選択をする

私自身、子供の頃から通っていた思い出のキャンプ場がまだ残っていることに感謝しつつ、新しい時代のキャンプ文化を楽しんでいます。変化を恐れるのではなく、変化の中にある新しい可能性を見つけていきたいものです。

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皆さんも、ぜひこの変化を前向きに捉えて、自分らしいキャンプスタイルを見つけてくださいね。コメント欄で、皆さんの地域の状況や体験談も教えていただけると嬉しいです!

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それでは皆さん、賢く『ゆるっと』豊かなアウトドアライフを!

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  • この記事を書いた人

ポロンノゆるっとキャンプ

略してポロキャンです! 北の大地でアウトドア歴10年超。ギア購入200万円以上、投資で300万円以上の失敗も経験し、そのリアルな体験から北海道ならではの『ゆるっと』キャンプとお金を豊かにする知恵を発信中。一眼レフカメラ初心者。 当ブログとYouTube(登録者2000人〜)が主な活動場所です。各種SNSも更新中。

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