

みなさんこんにちは!ポロンノゆるっとキャンプ略してポロキャンです!
「キャンプは不便を楽しむもの」という言葉、よく聞きますよね。私も20代、30代の頃は、火起こしから全部自分でやって、シンプルな道具だけで過ごすことに憧れていました。
でも、40代になった今、正直に言います。その考え方、ちょっと窮屈じゃないですか?
2018年の北海道胆振東部地震で大規模停電を経験してから、私のキャンプ観は大きく変わりました。家族が寒さに震え、冷水シャワーで辛い思いをさせてしまった経験が、「本当に大切なものは何か」を考えるきっかけになったんです。
この記事のポイント
・「不便を楽しむ」は一つの価値観に過ぎず、快適キャンプも素晴らしい選択肢である理由が分かる
・40代以降のキャンパーが無理せず長く楽しむための具体的な考え方とギア選びが学べる
・体力と時間を節約しながら、家族との時間を最大化する実践的な方法が身につく
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それでは早速いきましょう!
私が「不便を楽しむ」スタイルに限界を感じた瞬間
キャンプを始めた当初、私は完全に「不便を楽しむ派」でした。焚き火だけで火起こしをして、必要最小限の道具で過ごす。それがキャンプの本質だと信じていたんです。
でも、2018年9月6日の北海道胆振東部地震で起きた大規模停電、いわゆるブラックアウトを経験して、その考えは吹き飛びました。
秋の夜、暖房なしの寒さの中で家族が震えていました。お湯が出ず、冷水シャワーしか使えない。スマホの充電は減る一方で、情報が得られない不安。そして、安物のクーラーボックスに入れていた食材は、あっという間にダメになってしまいました。
「家族を守るための備えが、全く足りていなかった」
この悔しさが、私のキャンプギア選びを根本から変えたんです。それから、永久保証のあるスノーピークや、利用者に寄り添うogawaなど、信頼できるブランドの製品を一つずつ揃えていきました。総額200万円以上のギア投資は、私にとって「もしも」への備えであり、家族への愛情表現でもあったんです。
40代になって気づいた「無理しないキャンプ」の大切さ
年齢を重ねるにつれて、キャンプに対する考え方が大きく変わりました。ここでは、私が実感した3つの真実をお伝えします。
真実その1:体力的な負担が楽しさを奪っていた
重いギアの積み込み、設営、撤収。これらの作業で体力を使い果たし、肝心の「自然を楽しむ時間」が疲れで台無しになることが増えました。
以前の私は、大きなポリコットンテントに憧れ、鋳鉄製の調理器具を揃えていました。見た目はカッコいいんですが、設営だけで汗だくです。撤収時には腰が痛くなって、家に帰ってからも疲れが取れない。
「キャンプの準備で疲れて、キャンプを楽しめない」という本末転倒な状況だったんです。
真実その2:家族との時間が何より大切
ある日のファミリーキャンプで、料理に凝りすぎて失敗しました。
ダッチオーブンでローストチキンに挑戦したんですが、火加減の調整に集中しすぎて、子どもたちとの会話がほとんどできませんでした。しかも、洗い物が大量に出て、片付けに1時間以上。妻からは「何しに来たの?」と呆れられる始末。
それ以来、キャンプ飯はシンプルに切り替えました。焼肉やバーベキュー、レトルトカレーでも十分美味しい。調理時間が減った分、焚き火を囲んで家族とゆっくり話す時間が劇的に増えたんです。
真実その3:睡眠の質がキャンプ全体を左右する
寒さで眠れない夜を何度も経験しました。薄いマットと格安の寝袋では、地面の冷たさが直接伝わってきて、一晩中寝返りばかり。
翌日はヘトヘトで、せっかくの朝の景色も楽しめませんでした。この経験から、マットと寝袋には絶対に妥協しないと決めたんです。
無理しないキャンプで得られるもの
・設営・撤収の時間短縮で、自然を楽しむ時間が2倍以上に増える
・体力的な余裕が生まれ、翌日に疲れを持ち越さない
・家族との会話や焚き火タイムなど、キャンプの本質的な楽しみに集中できる
・睡眠の質が上がり、朝の絶景を心から楽しめる
私が実践する「無理しない快適キャンプ」の具体例
ここからは、私が実際に導入して効果を実感したギアと考え方をご紹介します。
軽量テントで設営時間を半分に
以前は大型のポリコットンテントを使っていましたが、今は軽量テントがメインです。設営時間が30分から15分に短縮され、雨が降ってきても慌てずに済むようになりました。
ノルテントは、耐久性も十分。重さを気にせず、気軽にキャンプに行ける心理的ハードルの低さが何より嬉しいんです。
ポータブル冷蔵庫で食材管理が激変
これは本当にゲームチェンジャーでした。
以前はクーラーボックスに氷を入れて使っていましたが、氷が溶けると食材が水浸しになり、2日目には保冷力が落ちて不安でした。
ポータブル冷蔵庫を導入してからは、新鮮な刺身やアイスクリームまでキャンプで楽しめるようになりました。重くて嵩張りますが、車移動なら全く問題なし。食事の幅が広がり、キャンプの満足度が格段に上がったんです。
快適な寝具に投資する価値
マットと寝袋は、多少重くても快適さを最優先しています。
厚手のインフレータブルマットは、地面の凹凸や冷気を完全にシャットアウト。朝まで熟睡できるようになり、キャンプ翌日の疲労感が劇的に減りました。
寝袋も、快適温度より10度は余裕を持った製品を選ぶのが私のルール。「ちょっと寒いかも」という不安を感じることなく、安心して眠れます。
ポータブルクーラーで夏キャンプを快適に
北海道でも夏は暑い日があります。ポータブルクーラーを導入してからは、テント内の熱気がこもることなく、昼寝も快適にできるようになりました。
電源付きサイトなら、これ一台で家族全員が快適に過ごせます。
暖房としても使えるのでとても便利です!
よくある誤解:快適装備は「邪道」なのか?


私が考えるキャンプの本質は、「自然の中で心からリラックスすること」です。
ポータブル冷蔵庫があろうと、軽量テントだろうと、焚き火を眺めながら無心になる時間は変わりません。むしろ、設営や片付けの負担が減った分、その時間をより長く、深く楽しめるようになったんです。
ブッシュクラフトやミニマルキャンプのように、不便を楽しむスタイルも素晴らしい。でも、それは数あるキャンプスタイルの一つであって、唯一の正解ではありません。
大切なのは、「自分が心から楽しめるかどうか」です。
快適装備を揃えることは、決して「手抜き」ではありません。
むしろ、長くキャンプを楽しむための賢い投資です。
ただし、装備に頼りすぎて自然への敬意を忘れないよう注意しましょう。
年齢を重ねても楽しめるキャンプスタイルを
40代になって気づいたのは、「無理をしないことの大切さ」です。
20代の頃のような体力はもうありません。でも、その分、自然を味わう感性は深くなったと感じています。鳥のさえずり、風の音、焚き火の揺らぎ。これらを心から楽しむために、体力的な負担は最小限にしたい。
快適装備を活用することで、キャンプの回数を増やせました。以前は「準備が大変だから年に2、3回」だったのが、今は「気軽に行けるから月1回」になったんです。
キャンプを長く続けるために、無理しない選択をする。これは決して逃げじゃなく、賢い戦略だと思っています。
まとめ:あなたらしいキャンプスタイルを見つけよう
無理しないキャンプのポイント
・「不便を楽しむ」はキャンプの一つのスタイルであり、快適キャンプも同じく価値がある
・体力的な負担を減らすことで、自然を楽しむ時間と心の余裕が生まれる
・睡眠の質を高める寝具や、食材管理を楽にする冷蔵庫は、長期的に見て賢い投資
・キャンプの本質は「自然の中で心からリラックスすること」であり、装備の軽重ではない
・年齢を重ねても楽しめるスタイルを見つけることが、長くキャンプを続ける秘訣
私の経験が、同じように「最近キャンプがしんどいな」と感じている方の参考になれば嬉しいです。
流行に左右されず、他人の目を気にせず、あなたが心から楽しめるキャンプスタイルを見つけてください。それが、北海道の地で10年以上キャンプを続けてきた私からの、心からのメッセージです。
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それでは皆さん、賢く『ゆるっと』豊かなアウトドアライフを!