

みなさんこんにちは!ポロンノゆるっとキャンプ略してポロキャンです!
本日2025年9月1日は「防災の日」ですね。実は私も恥ずかしながら、つい最近まで防災の日の存在は知っていたものの、具体的にどんな日なのかはよくわかっていませんでした。同じような方も多いのではないでしょうか?
私自身、2018年の北海道胆振東部地震で大規模停電(ブラックアウト)を経験し、その日を境に防災への意識が劇的に変わりました。そして実は、この震災が私が本格的にキャンプを始めるきっかけにもなったんです。防災の日の内容も知らないくせに、災害対策だけは真剣に考えるようになったという、ちょっと矛盾した状況でしたが(笑)。
でも、こういった災害を意識することは本当に大切だと身をもって知ったので、今回は防災の日について、そしてキャンプと防災の深い関係について共有したいと思います。
この記事のポイント
・防災の日の由来と目的がキャンパー目線でわかる
・実際の災害経験から学んだ防災の重要性を理解できる
・キャンプ道具が防災にどう活用できるかが具体的にわかる
・家庭でできる「おうち防災キャンプ」の実践方法を学べる
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それでは早速いきましょう!
防災の日とは?関東大震災から始まった大切な記念日
防災の日は、毎年9月1日に制定されている「災害への備えと意識を高める日」です。その由来は1923年9月1日に発生した関東大震災にあります。この大災害の教訓を忘れず、災害への備えを国民全体で強化する目的で、1960年に制定されました。
興味深いのは、9月1日が「二百十日」と呼ばれる台風被害が多い時期と重なることです。つまり、地震だけでなく台風や風水害への備えも含めた、総合的な防災の日なんですね。
また、防災の日を含む8月30日から9月5日までが「防災週間」として設定されており、この期間中は全国で防災訓練や講演、防災グッズの点検などの行事が実施されます。


北海道胆振東部地震で学んだ防災の重要性
2018年9月6日午前3時7分、私は人生で最も衝撃的な災害を経験しました。北海道胆振東部地震です。マグニチュード6.7、厚真町で観測史上初の震度7を記録したこの地震は、北海道全域を停電させるブラックアウトという前代未聞の事態を引き起こしました。
約295万戸が最大2日間以上電力供給を失い、都市機能は完全に麻痺。コンビニは真っ暗、信号機は止まり、携帯電話の基地局も機能しない状況でした。普段当たり前に使っている電気がないだけで、これほど生活が困難になるとは思いもしませんでした。
この経験が、私のアウトドアライフを大きく変えました。「もしもの時に自分と家族を守れるスキルを身につけたい」「電気やガスがなくても快適に過ごせる準備をしたい」そんな想いから、本格的なキャンプを始めることにしたんです。
災害はいつ起こるかわかりません。
普段からの備えと訓練が、いざという時の生死を分けることもあります。
なぜキャンプが防災に役立つのか?
キャンプと防災は、実は非常に密接な関係があります。キャンプで培う経験や技術、そして使用する道具の多くが、災害時の避難生活で直接役立つからです。
電気・ガス・水道なしでも快適に過ごすスキル
キャンプでは、普段の生活インフラがない環境で数日間過ごします。これはまさに災害時の状況と同じです。火起こし、調理、照明確保、防寒対策など、キャンプで当たり前にやっていることが、そのまま災害時のサバイバルスキルになります。
限られたスペースでの効率的な生活術
テントやタープの中での限られたスペースを有効活用する技術は、避難所生活や仮設住宅での生活にも応用できます。また、荷物をコンパクトにまとめるパッキング技術は、避難時の持ち出し袋の準備にも活かせます。
状況判断力とメンタルの強さ
アウトドアでは天候の変化や予期せぬトラブルに対応する必要があります。この経験で培われる冷静な状況判断力と、不便を楽しむメンタルの強さは、災害時の精神的支えになります。
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家庭でできる「おうち防災キャンプ」のススメ
防災の日をきっかけに、ぜひ家庭で「おうち防災キャンプ」を実践してみてください。これは災害時を想定して、家の中でキャンプ体験を行い、防災力とアウトドアスキルを同時に高める取り組みです。
基本的なメニュー例
調理体験
カセットコンロやアウトドアバーナーを使って、電気を使わずに食事を作ってみましょう。ホットサンドメーカーで焼きおにぎりを作ったり、メスティンでご飯を炊いたり。缶詰やレトルト食品を活用したメニューも試してみてください。
非常食の試食会
アルファ米やフリーズドライスープ、保存パン、カンパンなど、普段食べ慣れていない非常食を実際に調理・試食します。家族の好みや食べられるものを確認できる良い機会です。
ポリ袋調理の体験
湯せんでできるポリ袋調理は、災害時の貴重な調理法です。白ごはんやオムレツ、蒸しパンなど、意外にバリエーション豊富な料理が作れます。


防災に役立つおすすめキャンプギア
実際の災害経験とキャンプ経験を踏まえて、防災に特に役立つキャンプギアをご紹介します。
必須の防災キャンプギア
・LEDランタン(防水仕様で長時間使用可能なもの)
・カセットコンロ・アウトドアバーナー(予備ガス缶も含む)
・軽量タープ・ポップアップテント(素早い設営が可能)
・寝袋・エマージェンシーシート(防寒・保温対策)
・ポータブル電源・モバイルバッテリー(通信手段確保)
照明・電源系ギア
停電時の照明確保は最優先課題です。LEDランタンは明るく、電池持ちが良く、熱を持たないため安全性も高いです。また、ポータブル電源があれば、スマートフォンの充電だけでなく、小型の電化製品も使用できます。
調理・火起こし系ギア
カセットコンロは操作が簡単で、屋内でも安全に使用できます。SOTOのマイクロトーチなどの小型バーナーは、コンパクトで着火も確実です。ホットサンドメーカーがあれば、簡単で美味しい食事が作れます。
住環境系ギア
軽量タープは雨よけや目隠し、プライベート空間の確保に重宝します。エマージェンシーシートは体温を反射して保温効果を高める優れものです。
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防災の日に見直したい備蓄のポイント
防災備蓄は定期的な見直しが重要です。
食品の賞味期限や電池の残量を必ずチェックしましょう。
食料・水の備蓄
最低3日分、できれば1週間分の食料と水を備蓄しておきましょう。キャンプで使っている保存のきく食材やレトルト食品も活用できます。また、普段からローリングストック(使いながら補充する方法)を実践すると、常に新鮮な備蓄を維持できます。
医薬品・衛生用品
常備薬、救急セット、ウェットティッシュ、簡易トイレセットなど、健康と衛生を維持するためのアイテムも忘れずに。特に処方薬を服用している方は、最低1週間分は予備を準備しておくことをお勧めします。
重要書類・現金
保険証、免許証、通帳などのコピーを防水袋に入れて保管。また、停電時はATMも使えないため、現金も用意しておきましょう。
防災の日から始める新しい習慣
防災の日をきっかけに、たまに「おうち防災キャンプ」を実施してみませんか?季節ごとに実施すれば、それぞれの季節特有の災害リスクに対する備えも確認できます。
また、キャンプに出かける際は、「もしここで災害が起きたら?」という視点で周囲を観察する習慣をつけると、防災意識がさらに高まります。避難場所の確認、水源の把握、通信状況の確認など、キャンプ地でのリスク管理は、普段の生活でも活かせるスキルです。


まとめ:防災の日に考えるキャンパーとしての責任
今日から始められる防災アクション
・家庭の防災備蓄品を点検し、賞味期限や電池残量を確認する
・キャンプ道具の防災活用方法を家族で話し合う
・次回のキャンプで防災の視点を取り入れた観察を行う
・おうち防災キャンプの実施日程を家族で決める
防災の日は、私たちキャンパーにとって特別な意味を持つ日です。なぜなら、私たちが趣味として楽しんでいるキャンプのスキルや道具が、いざという時に自分や家族、そして地域の人たちを助けることができるからです。
北海道胆振東部地震での経験を通して、私は「備えあれば憂いなし」という言葉の真の意味を理解しました。そして、その備えは決して堅苦しいものではなく、キャンプという楽しみを通して身につけることができることも学びました。
防災の日をきっかけに、ぜひ皆さんも「楽しみながら備える」防災キャンプを始めてみてください。きっと、新しい発見と安心感を得ることができるはずです。
それでは皆さん、賢く『ゆるっと』豊かなアウトドアライフを!