私はつい先日、EcoFlow DELTA 3 Plusと110Wソーラーパネルを手に入れ、実際に使ってみました。
北海道の厳しい冬の環境でも、このソーラーパネルとの組み合わせがどれほど効果的なのか、実体験をもとにお伝えします。


この記事のポイント
・実際に冬の北海道で使った110Wソーラーパネルの発電量データ
・他社製品との互換性とパネル複数使用のメリット
・冬と夏で異なるソーラーパネル設置のコツ
・DELTA 3 Plusと組み合わせた実際の使用体験
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それでは早速いきましょう!
実測データ:冬の北海道でどれくらい発電できるのか

2月の冬の北海道で、午前中の時間帯(10時〜12時頃)に実際に検証してみました。
天候は「晴れ時々曇り」という微妙なコンディション。
南よりやや西向きに設置し、角度は約30度に調整しました。


他社製品との比較検証

面白いことに、以前から使っていた他社の100Wソーラーパネルと併用してみたところ、ほぼ倍の充電量になりました。
これは非常に重要な発見でした。
EcoFlow 110Wパネルの特徴
・曇りや雲が多い条件下でも発電可能(10W〜40W)
・他社パネルとの互換性あり(MC4コネクタ対応)
・コンパクトながら効率的な発電
・セットアップが簡単で直感的
・耐候性能も高く、屋外利用に適している
DELTA 3 Plusとの相性:1000Whバッテリーに110Wパネルは足りるのか?
DELTA 3 Plusの大容量バッテリー(1024Wh)に対して、110Wのソーラーパネルは一見すると力不足に思えます。
しかし、使い方と期待値を現実的に設定すれば、十分実用的であることがわかりました。


実際の使用シーンでの効果
キャンプや車中泊で考えると、DELTA 3 Plusの大容量バッテリーは基本的に夜間や雨天時の電力供給を担当し、晴れた日中はソーラーパネルで少しずつ補充していく使い方が理想的です。
実際に私は、ソーラーパネルで充電しながらドライヤーを使うことができました。

これは非常に感動的な体験でした。
ドライヤーはキャンプ中に使えないと諦めていた電化製品の一つだったからです。
キャンプでの実用性と工夫
・晴れている日中はソーラー充電に集中
・使用するのは主に夜間や悪天候時
・複数のパネルを使い分けて効率化
・持ち運びの負担とのバランスを考慮
・アプリを活用して充電状況を常に把握
複数パネル活用のメリットと2つの入力ポート
DELTA 3 Plusの大きな魅力の一つは、2つの入力ポートがあることです。

これにより、複数のソーラーパネルを同時に接続できます。


複数パネルでの充電効率
私の経験では、2枚のパネル(合計210W相当)を使用した場合、単純計算の倍の充電量になりました。

これは理論値通りの結果で、ソーラーパネル活用の可能性を大きく広げてくれます。
複数パネル活用のポイント
・MC4コネクタの規格に対応したパネルを選ぶ
・合計入力が最大1000W以内に収まるよう注意
・天候や用途に応じてパネル数を調整
・持ち運びやすさも考慮した選択を
・並列接続で効率よく充電
冬と夏で異なるソーラーパネルの最適角度
季節によってソーラーパネルの設置角度を変えることで、充電効率を最大化できることを知っていますか?
これは意外と知られていない重要なポイントです。


季節別の最適角度設定
私の冬の検証では約30度の角度でしたが、もう少し角度を大きくすれば(45〜60度)、さらに効率が上がった可能性があります。
この季節ごとの調整は、長期的に見るとかなりの発電量の差になります。
季節別・最適角度の目安
・冬(太陽が低い時期):45〜60度の急な角度
・春/秋(中間期):30〜45度の中程度の角度
・夏(太陽が高い時期):15〜25度の浅い角度
・地域や緯度によって微調整が必要
・最も大事なのは太陽に対して直角に近づけること
実際の充電効率と期待値の設定
ソーラーパネルの定格出力(この場合110W)はあくまで理想的な条件での最大値です。
実際の使用では、天候や角度、温度などの要因で変動します。
私の検証では、冬の「晴れ時々曇り」という条件で10〜40Wの実出力でした。
これは定格の約9〜36%程度です。
夏場や条件が良ければ、60〜80W(定格の55〜73%)程度は期待できるでしょう。


効率を上げるための工夫
最大発電量を得るためのコツ
・太陽の動きに合わせて角度と向きを調整
・パネル表面を清潔に保つ
・日陰や部分的な影を避ける
・季節に応じた最適角度を選択
・必要に応じて複数パネルを使用
DELTA 3 Plusとソーラーパネルを使った節電効果
多くの方が気になるのは、この組み合わせで実際にどれくらい節電できるかという点です。
使い方によって大きく変わりますが、基本的な考え方をご紹介します。


TOUモード(時間帯別料金モード)とは、電気料金が安い時間帯と高い時間帯を活用して節約するための機能です。
簡単に言うと、「安い夜間の電気でバッテリーを充電して、高い昼間の電気代をバッテリーから使う」という賢い使い方ができる機能です。
例えば、深夜23時〜翌朝7時の電気料金が安い場合、その時間にDELTA 3 Plusを充電し、電気代が高い13時〜17時の間はバッテリーから電気を使うことで、電気代を節約できます。
アプリで簡単に設定でき、自動で切り替わるので手間いらずです。キャンプでなく、家庭での節電にも役立つ機能ですね。
賢い使い方の例
DELTA 3 Plusの「TOUモード」(Time Of Use:時間帯別料金モード)を活用すれば、電気料金の安い夜間に充電し、高い日中に放電するという使い方ができます。
さらにソーラーパネルを組み合わせれば、天気の良い日は無料の太陽光で充電することも可能です。
節電のための使い方
・TOU(時間帯別料金)モードの活用
・日中はソーラー充電を優先
・高料金時間帯はバッテリー電力を使用
・EcoFlowアプリでリアルタイム監視
・電力使用パターンの定期的な見直し
EcoFlow 110Wソーラーパネルの持ち運びやすさ
ソーラーパネルを選ぶ際に見落としがちなのが、持ち運びのしやすさです。
特にキャンプや車中泊での使用を考えると、これは重要な要素になります。



DELTA 3 Plus本体も12.5kgとそれなりの重量がありますが、左右の持ち手が付いているため、思ったより持ち運びやすいです。
一人でも車の積み下ろしができる程度の重さです。
まとめ:EcoFlow DELTA 3 Plusとソーラーパネルの組み合わせは買いなのか
私自身の実体験から言えば、この組み合わせは非常に満足度の高いものでした。
特にキャンプや車中泊、そして災害時の備えとして考えると、その価値は十分にあると感じています。
EcoFlow DELTA 3 Plus + ソーラーパネルの魅力
・冬でも一定の発電が可能な頼もしさ
・他社製品を含む拡張性の高さ
・キャンプで電気製品を使える喜び
・災害時の安心感
・使いこなせば節電効果も期待できる


今回紹介した製品を検討されている方は、ぜひご自身の使用シーンをイメージして、最適な組み合わせを選んでみてください。
冬でも使える電力管理の新たな選択肢として、お役に立てれば幸いです。
皆さん、いかがでしたでしょうか?
EcoFlow DELTA 3 Plusとソーラーパネルの組み合わせについて、実際の使用体験をもとにお伝えしました。
北海道の冬でも発電できることや、他社製品との互換性など、使ってみて初めて分かったことがたくさんあります。
初期投資はそれなりにかかりますが、キャンプの質を大きく向上させてくれますし、災害対策としても心強い味方になってくれます。
質問やご感想があれば、コメント欄でぜひお聞かせください。
また、実際に使ってみての発見や工夫なども共有していただけると嬉しいです。
今回紹介した商品一覧
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それではまた!