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EcoFlow DELTA 3 Plus実機レビュー:4年前のsuaoki G500から乗り換えて驚いた最新ポータブル電源の実力

2025年2月23日

「10万円以上するポータブル電源、本当に買う価値があるの?」

最近、防災やアウトドアでの需要が高まっているポータブル電源。

でも、高額な投資だけに、購入を躊躇している方も多いのではないでしょうか?

4年前に購入したsuaoki G500では高出力の電化製品が使えなくて不便なんです。新しい製品に買い替えるべきか迷っています...
私も同じ悩みを抱えていました。実際にEcoFlow DELTA 3 Plusに買い替えてみた経験から、正直な使用感をお伝えしていきますね。

この記事のポイント

・4年間でのポータブル電源の進化を具体的に解説

・雪中での実際の使用感を紹介

・想像以上に使いやすい重量感と持ち運びやすさ

・防災用としての実用的な活用法

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それでは早速いきましょう!

EcoFlow DELTA 3 Plusの驚異的なスペック

まずは、この製品がどれほどの性能を持っているのか、具体的に見ていきましょう。

基本スペック

・バッテリー容量:1,024Wh(最大5kWhまで拡張可能)
・定格出力:1,800W(X-Boost:2000W/瞬間最大電力:3000W)
・充電時間:AC充電で56分で満充電(80%まで40分)
・重量:12.5kg
・サイズ:398×200×284mm
・バッテリータイプ:LiFePO4(リチウム鉄リン酸)
・サイクル寿命:4,000回(80%容量維持)

でも、これだけの数字を見ても、実際にどれくらい使えるのかイメージが湧きにくいですよね?
そうですね。実際の使用時間で見てみましょう。例えば、以下のような使用が可能です。

実際の使用目安

・スマートフォン充電:約92回分
・ノートPC:約37回分
・電気毛布(30W):約27時間
・ドライヤー(1200W):約0.7時間
・電子レンジ(500W):約0.8時間
・車載冷蔵庫(45W):約18時間

充実の出力ポート

多彩な出力ポート

・AC出力:6ポート搭載
・USB-A:2ポート(最大36W)
・USB-C:2ポート(最大140W)
・DC出力:2ポート(12.6V、3A)
・車載出力:1ポート(最大126W)

これだけの出力ポートがあれば、家族全員のデバイスを同時に充電することも可能です。

キャンプなどでも、複数の電化製品を同時に使用できる余裕があります。

安全性への徹底したこだわり

安全設計のポイント

・LiFePO4バッテリー採用で高い安全性
・4,000回の充放電サイクルで80%容量維持
・低温環境での性能低下を最小限に抑制
・様々な保護機能を標準搭載
・アプリによる詳細なモニタリング機能


特に注目したいのは、LiFePO4バッテリーの採用です。一般的なリチウムイオンバッテリーと比べて、安全性が高く、寿命も長いのが特徴です。4,000回もの充放電サイクルに耐えられるため、毎日使用しても10年以上使える計算になります。

▼EcoFlow DELTA 3 Plusの詳細・最新情報はこちらから

4年前のポータブル電源との比較で見える進化

私が4年前に使っていたsuaoki G500と、今回購入したEcoFlow DELTA 3 Plusを比較してみましょう。

基本スペック比較

【suaoki G500】
・バッテリー容量:500Wh
・定格出力:300W(最大600W)
・充電時間:約8時間(AC充電)
・重量:約6.8kg
・ソーラー充電:1つのPVポート搭載

【EcoFlow DELTA 3 Plus】
・バッテリー容量:1,024Wh
・定格出力:1500W(X-Boost:2000W/瞬間最大電力:3000W)
・充電時間:56分(AC充電)
・重量:12.5kg
・ソーラー充電:2つのPVポート搭載

数字を見ると大きな違いがありますが、実際の使用ではどう違うんですか?
はい、この4年間でポータブル電源の技術は大きく進化しています。例えば、G500では使えなかったドライヤーや電気ケトルなども、DELTA 3 Plusなら余裕で使えるようになりました。ただし、G500も当時としては十分な性能を持っていて、基本的な電源としての役割はしっかり果たしてくれていました。

4年間での主な進化ポイント

・バッテリー容量:約2倍に増加
・定格出力:6倍の出力が可能に
・充電時間:約1/8に短縮
・同時使用:より多くの機器が使用可能
・管理機能:スマートフォンアプリ連携

特に充電時間の短縮は、使い勝手を大きく向上させてくれました。

G500でも十分使えましたが、DELTA 3 Plusではより多くの選択肢が広がります。

1. 「重い」と思いきや…意外な使用感!

事前情報では「12.5kgは重いかも…」と心配していましたが、実際に手にしてみると意外な発見が!

持ち運びやすさの秘密

・両サイドに大きな取っ手を装備
・片手でも持ち上げやすい重量バランス
・2人で持てば余裕の軽さ
・表面の素材が滑りにくい

特に嬉しかったのは、女性の私でも片手で持ち運べるということ。

これなら災害時やキャンプでの移動も安心です。

2. 進化した充電・出力性能

新しいポータブル電源は本当に56分で充電できるんですか?
いいえ!私の場合、使い方が悪かったのかもしれませんが、カタログ通りの充電速度にはなりませんでした。しかし、1〜2時間程度で満充電になったので、充電時間が大幅に短縮された実感はあります。しかも、ソーラーパネルを使いながらの充電中でも、家電製品が使えます。

充電の革新性

・満充電まで1〜2時間
・ソーラー充電中でも電化製品が使用可能
・充電中の発熱も最小限
・複数の充電方法に対応

災害時の心強い味方:実体験から語る防災性能

2018年の北海道胆振東部地震で経験した大規模停電。当時は充電切れのスマートフォンで情報収集もままならず、不安な思いをした記憶が今でも鮮明です。

そんな経験から、DELTA 3 Plusの防災性能について、詳しく検証してみました。

災害時にどのくらいの電気機器が使えるんですか?
実際に停電を想定して、必要な機器の使用時間を計算してみました。1,024Whという大容量バッテリーは、想像以上に心強い味方になってくれます。

災害時の電力確保

・スマートフォン充電(約92回分)
→ 家族全員の通信手段を数日間確保可能

・冷蔵庫(150W)を約6.5時間稼働
→ 食品の保存が可能

・LED照明(10W)を約100時間点灯
→ 長時間の照明確保が可能

・ノートPC(約37回分の充電)
→ 災害情報の収集や連絡手段として

災害時に特に役立つ3つの機能

防災性能のポイント

  1. 急速充電機能
    ・復旧時に56分で満充電
    ・計画停電にも柔軟に対応可能
  2. ソーラー充電対応
    ・天候が良ければ継続的な電力確保
    ・110Wパネルで効率的な充電が可能
  3. アプリでの電力管理
    ・残量監視で計画的な電力使用
    ・消費電力の可視化で適切な配分


停電時は電力の「見える化」が重要です。アプリで消費電力を確認しながら使用することで、限られた電力を最大限活用できます。また、複数の出力ポートを活用すれば、スマートフォンの充電をしながら冷蔵庫を運転するなど、効率的な電力活用が可能です。

災害に備えた日常的な準備のコツ

日頃の備えのポイント

・定期的な充電状態の確認
・必要な変換アダプターの確保
・設置場所の事前確認

特に重要なのは、万が一の際の給電優先順位を家族で共有しておくことです。

実際の使用感

先日、北海道での0℃雪中環境下で実際に使用してみました。

低温環境でも性能低下を感じることなく、快適に使用できました。

実際の使用パターンと電力消費

・夜:電気毛布での就寝(約8時間使用)
・朝:ドライヤー使用(約10分)
・終日:スマートフォン、タブレットの充電

→これらを使用しても、バッテリー残量は半分程度を維持。
低温での性能低下も感じられませんでした。


冬のキャンプでは電気毛布の使用が電力消費の中心となります。しかし、DELTA 3 Plusなら余裕を持って一晩中使用できました。予想以上に低温に強く、0℃環境でも安定した性能を発揮してくれます。

導入コストと長期的なメリット

確かに性能は素晴らしそうですが、価格が気になります…
はい、初期投資は確かに大きいですが、長期的に見るとかなりお得なんです。具体的な数字で見てみましょう。

コストパフォーマンス分析

・通常価格:149,600円(税込)
・セール価格(取材時点):89,760円(税込)
・1回の充電コスト:約50円
・1日1回の充電で年間約18,250円
・4,000回の充放電サイクル=約11年使用可能
・1回あたりの減価償却費:約37円(セール価格の場合)

でも、そもそもこれだけの投資が必要なの?もっと安い製品では駄目?
実は、安い製品を選ぶことのリスクを私も経験しています。4年前に購入したsuaoki G500では、以下のような不便を感じていました。

最新モデルを選ぶメリット

・最新の急速充電技術による短時間充電
・高出力機器への安定した電力供給
・優れた低温性能と安定性
・複数機器の同時使用が可能
・長寿命設計(4,000回の充放電サイクル)
・アプリ連携による詳細な電力管理

まとめ:EcoFlow DELTA 3 Plusは買って良かったのか?

4年間使用したsuaoki G500から乗り換えて、正直なところ「もっと早く買い替えれば良かった」というのが率直な感想です。

特に、電気毛布やドライヤーが使える安心感は、冬のキャンプの質を大きく向上させてくれました。

購入をおすすめする人

・キャンプでより快適な環境を求める人
・災害への備えを本気で考えている人
・高出力の電化製品を使いたい人
・充電の手間を最小限にしたい人

慎重に検討したほうが良い人

・軽量性を最優先する人
・低出力の機器しか使用しない人
・予算を抑えたい人

通常価格は149,600円(税込)と決して安くありませんが、セール時には最大50%オフの89,760円程度で購入できることもあります。

長期的な使用を考えると、この価格でも十分な価値があると私は感じています。

▼EcoFlow DELTA 3 Plusの詳細・最新価格はこちら

▼ソーラーパネルとセットでお得に購入したい方はこちら

ポータブル電源は、使い方次第で生活の質を大きく向上させてくれる製品です。

特にEcoFlow DELTA 3 Plusは、その高性能と使いやすさで、私の期待をはるかに超えてくれました。

ぜひ、みなさんも自分のライフスタイルに合わせて、選択してみてください。

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それではまた!

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  • この記事を書いた人

ポロンノゆるっとキャンプ塾

北海道在住のアウトドアクリエイター。 極寒の地で培った知恵とAIを活かし、年中キャンプを楽しむノウハウを発信中。YouTube登録者2,000人、キャンプギア・投資運用合わせて500万円以上(2022年の200万円損失も含む)。 「誰もが気軽にキャンプを楽しめる豊かな暮らし」をテーマに、キャンプライフとマネー戦略をお届けします。

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