

みなさんこんにちは!ポロンノゆるっとキャンプ略してポロキャンです!
つい先日、僕がよく利用していた道内の無料キャンプ場が来年から閉鎖になるという話を聞いて、正直ショックでした。「えっ、なんで?」って思いますよね。
最初は「きっとマナーの悪い人が増えたからだろうな」と思っていたんですが、実際に調べてみると、想像していたよりもずっと複雑な事情があることがわかったんです。
この記事のポイント
・無料キャンプ場の減少にはいろんな理由が重なっている
・マナー問題だけが原因じゃないケースも多い
・地域によって事情が全然違うのが現実
今回は、キャンプ好きの仲間として、この気になる話題について一緒に見ていきたいと思います。きっと「そうだったのか!」と思うことがあるはずです。
それでは早速いきましょう!
そもそも本当に無料キャンプ場って減ってるの?
数字で見る現実
まず気になったのが「本当に減ってるのか?」ということ。調べてみると、確かに減少傾向にあるようです。全国のキャンプ場全体で見ると、この10年間で毎年30か所ずつくらい減っているというデータがありました。
ただ面白いことに、同時に新しいキャンプ場も作られているんです。特に最近のキャンプブームで、おしゃれなグランピング施設とか高規格キャンプ場が増えてる一方で、昔ながらの無料キャンプ場は減っているという感じですね。
北海道の状況
僕の住む北海道でも、2021年にニニウキャンプ場や大成野営場が閉鎖されました。でも一方で、新しいキャンプ場もできてるし、まだまだ100か所近くの無料キャンプ場が残っています。
なので「激減してる!」というほどではないけれど、確実に変化は起きているという感じでしょうか。


閉鎖になる理由を整理してみた
1. お金の問題(これが一番多いかも)
実は僕が一番驚いたのがこれです。ニニウキャンプ場の場合、水道設備を直すのに2億円かかるって言われたそうなんです。2億円ですよ!小さな村にとってはとんでもない金額ですよね。
僕がよく行くキャンプ場でも、トイレがかなり古くなってきてるところがあります。管理してる方に聞いたら「直したいけど、なかなか予算が…」って話でした。
これって家計と同じで、修理代がかさむと維持できなくなっちゃうんですよね。
2. 安全面の心配
大成野営場は落石とクマの出没で閉鎖されました。これはもう仕方ないですよね。安全第一ですから。
特に北海道は最近クマの目撃情報が増えてて、以前は大丈夫だった場所でも注意が必要になってきています。管理する側としては、万が一のことを考えると「閉鎖するしかない」となっちゃうのも理解できます。
3. 人手不足と維持管理の大変さ
これも切実な問題です。無料キャンプ場って、多くが市町村や地元のボランティアの方が管理してるんですが、高齢化で管理する人が減ってるんです。
ある管理人さんは「昔は地域の若い人たちが手伝ってくれたけど、今はみんな忙しくて…」と話していました。草刈りから清掃まで、意外と手間がかかるんですよね。
4. マナー問題(やっぱりこれもある)
もちろん、マナーの問題もあります。兵庫県の「大野アルプスランド」や東京都神津島の無料キャンプ場では、ゴミの放置や騒音問題で閉鎖になっています。
ただ、僕が調べた感じだと「マナー問題だけ」で閉鎖になるケースは意外と少なくて、だいたい他の問題と組み合わさってるパターンが多いようです。
マナー問題は確実に管理負担を増やします。
ゴミ処理費用や苦情対応など、本来なら必要なかった手間やコストがかかってしまうんです。
5. キャンプブームの意外な影響
キャンプブームって良いことばかりかと思ってたんですが、無料キャンプ場にとっては諸刃の剣だったようです。
利用者が増えるのはいいことなんですが、同時に管理の手間も増えるし、設備の消耗も激しくなります。特に「キャンプ初心者」の方が増えて、今まで当たり前だった「暗黙のルール」が伝わりにくくなったという面もあるようです。
地域によって全然違う事情
都市部と地方の違い
調べてて面白かったのが、地域によって事情が全然違うということです。
都市部近郊では「土地の価値が上がって売却する」「住宅地が近くて苦情が増えた」みたいな理由が多いんですが、地方では「利用者が減って維持する意味がなくなった」という正反対の理由もあります。
北海道みたいに土地が広いところでは、土地の問題はあまりないんですが、管理にかかる人件費や移動コストが大きな負担になってるようです。
うまくいってるキャンプ場の秘密
一方で、長年安定して運営されてる無料キャンプ場もあります。こういうところに共通してるのは、地域の人たちとキャンパーが協力し合ってる関係性です。
例えば、定期的にキャンパーがボランティアで清掃活動をしたり、地元の人たちが見守りをしてくれたり。単に「無料で使わせてもらう」じゃなくて、「みんなで大切にしていく」という雰囲気があるんですね。


私たちにできることを考えてみた
基本的なマナーはやっぱり大事
当たり前のことですが、まずは基本的なマナーからですよね。ゴミは持ち帰る、夜は静かに過ごす、禁止されてることはしない。これは最低限の約束事です。
僕は最近、「来た時よりもきれいにして帰る」を心がけています。自分のゴミだけじゃなくて、落ちてるゴミも拾っていく。小さなことですが、次に来る人が気持ちよく使えるようにと思ってます。
バランス良く使い分ける
無料キャンプ場ばかり使うんじゃなくて、時には有料キャンプ場も利用することで、キャンプ業界全体を支えることができます。
僕も年に数回は有料キャンプ場を利用するようにしています。設備が整ってて快適だし、何より管理の方々の努力を直接応援できるのがいいですね。
情報共有の仕方を工夫する
SNSでキャンプ場の情報をシェアする時も、単に「無料で使える!」だけじゃなくて、そこにある注意事項やマナーについても一緒に伝えるようにしています。
「#キャンプマナー」みたいなハッシュタグをつけて、正しい使い方も広めていけたらいいなと思ってます。
長い目で見て行動する
これが一番大事かもしれません。「今だけ楽しめればいい」じゃなくて、「10年後もここでキャンプできるように」という気持ちで行動することです。
今日からできること
・次回のキャンプでは「来た時よりきれいに」を実践してみる
・SNSで情報共有する時はマナーについても一言添える
・有料キャンプ場も利用してバランスを取る
・キャンプ仲間にも正しいマナーを伝える
まとめ:複雑だけど、だからこそできることがある
今回いろいろ調べてみて分かったのは、無料キャンプ場の減少って想像以上に複雑な問題だということです。マナーの問題もあるけれど、それだけじゃない。お金の問題、安全の問題、人手不足の問題、いろんなことが絡み合ってるんですね。
でも逆に言えば、私たちにできることもいろいろあるということです。完璧な解決策はないかもしれませんが、一人ひとりの小さな行動が積み重なれば、きっと変化を起こせるはず。
僕自身、この記事を書きながら改めて「無料キャンプ場って当たり前にあるものじゃないんだな」ということを実感しました。多くの人の善意と努力で成り立ってる貴重な場所なんですよね。
だからこそ、大切に使わせてもらって、可能な範囲で恩返しもしていきたい。そんな気持ちでキャンプを楽しんでいけたらいいなと思います。
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それでは皆さん、賢く『ゆるっと』豊かなアウトドアライフを!