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真夏の車中泊を快適に!エンジンを切って涼しく過ごす私流の暑さ対策

真夏の車中泊、エンジンを切ったら暑くて眠れない…どうすればいいの?
実は私も20年近く悩み続けた問題です。でも今年、ついに快適な方法を見つけました!

みなさんこんにちは!ポロンノゆるっとキャンプ略してポロキャンです!

北海道で車中泊を始めて20年近く。真夏の車中泊は本当に過酷でした。特に私の愛車ハイエース(レジアスエース)は、一般車に比べて断熱性能が低く、後部座席には小さな窓が2つしかないため換気も悪く、この時期は車内が灼熱地獄になってしまいます。

エンジンをかけっぱなしにすれば涼しいのは分かっていますが、一酸化炭素中毒の危険性、燃料代、周囲への騒音を考えると現実的ではありません。そんな中で試行錯誤を重ね、今年ついに快適な真夏車中泊の方法を確立できました。

この記事のポイント

・日中の暑さを避ける現実的な過ごし方が分かる

・夜間の快適性を格段に上げる機器の組み合わせが学べる

・20年の経験で見つけた費用対効果の高い暑さ対策を知れる

車中泊の電源問題を解決してくれる記事はこちら

それでは早速いきましょう!

現実を受け入れる:日中の日差しは避けるが正解

まず最初にお伝えしたいのは、真夏の日中にエンジンを切った車内で快適に過ごすのは、正直なところほぼ不可能だということです。これは解決策になっていないかもしれませんが、20年間様々な方法を試した結果、私が出した結論です。

日中に試した方法とその限界

全てのドアを全開にしてタープのような使い方をする方法も試しました。風が強い日は確かに快適なのですが、無風だとずっといるのは正直辛いです。扇風機を回せば過ごせないことはありませんが、虫が車内に入ったり、突風で荷物が飛ぶリスクもあります。

車専用の蚊帳も販売されているので対策はありますが、取り外しや荷物の出し入れを考えると、私には現実的ではありませんでした。いつかは使いたいとは思っていますが、現在は保留中です。

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ポータブルクーラーがあれば日中も大丈夫じゃないの?
私も持っていますが、30度越えの日差しバリバリの車内では、パワーが足りず電力もあっという間に消費してしまいます。

そこで私がたどり着いた結論は、「日中の日差しが強い時間帯は素直に車内で過ごさない」ということです。これが私なりのベストな対策法になります。

夜間を制する者が真夏車中泊を制す

日が落ちてからの対策こそが、真夏車中泊成功の鍵となります。私が実践して効果的だった方法は、ポータブルクーラー、USB扇風機、ポータブル電源の三種の神器を併用することです。

基本装備:サンシェード・遮光カーテンの重要性

日差しがそこまで強くない時間帯や曇りの日であれば、サンシェードと遮光カーテンだけでも十分効果的です。特に扇風機を使う場合は、換気のために少なくとも2箇所の窓を開けておくと風通しが良くなって全然変わります。

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今年の革命:ポータブルクーラーの導入

ポータブルクーラーのメリット・デメリット

メリット:圧倒的な快適性、質の良い入眠時間の確保

デメリット:電力消費が大きい、音が気になる場合がある、設置場所が必要

必要条件:1000Wh以上のポータブル電源が必須

今年からポータブルクーラーを導入したんですが、これが圧倒的に便利です。電力消費や音、設置場所、1000Wh以上のポータブル電源が必要なことを考える必要がありますが、これらの条件をクリアできる人なら間違いなくおすすめです。

当たり前かもしれませんが、これが一番快適です。20年近く車中泊をした中で、扇風機・換気をメインで過ごしてきましたが、ポータブルクーラーの導入で世界が変わりました。

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音の問題は思ったより気にならない

確かに音はありますが、高出力時に音が気になる程度で常にではありません。車中泊するということは静かな環境で寝れるわけではないので、そこまで気になる感じではありません。クーラーの涼しさは質の良い入眠時間をグッと増やしてくれます。

予算的に厳しい場合はどうすればいい?
USB扇風機とポータブル電源から始めて、段階的にアップグレードしていくのがおすすめです。

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ハイエース特有の課題と対策法

ハイエースのような商用車ベースの車両は、一般的な乗用車と比べて暑さ対策により工夫が必要です。

断熱問題への現実的なアプローチ

周りのハイエース乗りの中には断熱施工をしている人もいますが、業者に依頼すると10万円を超えることもあります。費用対効果を考えると、私は現在のところ断熱施工は見送っています。

その代わりに重要なのが、換気と遮光の徹底です。ハイエースの場合、特にリア部分の換気が課題になりますが、小型の換気扇やサーキュレーターを工夫して設置することで、かなり改善できます。

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実践的な3点セット運用法

私の夜間快適装備

ポータブルクーラー:メイン冷房として局所的に使用

USB扇風機2台:車内の空気循環を促進

大容量ポータブル電源:一晩中安定した電力供給

この3点セットで運用することで、朝まで快適に過ごせるようになりました。特に扇風機は2台使いがポイントで、一台は冷気を循環させ、もう一台は排熱を促進する役割を持たせています。

ポータブル電源の容量不足は深夜に機器が止まる原因となります。
余裕を持った容量選びと、日中の充電管理が重要です。

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メインで使っているポータブル電源の比較記事はこちら

段階的なグレードアップがおすすめ

いきなり全ての装備を揃えるのは予算的に厳しいという方も多いと思います。私も最初から今の装備があったわけではありません。

Step1:基本の扇風機とポータブル電源

まずはUSB扇風機と500Wh程度のポータブル電源から始めてみてください。これだけでも従来の車中泊と比べて格段に快適になります。

Step2:冷却アイテムの追加

保冷剤や氷枕、冷感タオルなどの補助的な冷却アイテムを追加します。扇風機と組み合わせることで効果が倍増します。

Step3:ポータブルクーラーの導入

最後にポータブルクーラーと大容量ポータブル電源を導入します。ここまで来れば、真夏でも快適な車中泊が実現できます。

結局、お金をかけないと快適にならないの?
基本の扇風機と工夫だけでも十分改善できます。段階的にアップグレードしていけば負担も少ないですよ。

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まとめ:現実的な真夏車中泊戦略

20年間の試行錯誤で分かったことは、完璧を求めすぎず、現実的な解決策を段階的に実行することの大切さです。

真夏車中泊成功のポイント

・日中の猛暑時間帯は車外で過ごす現実的な判断

・夜間の快適性向上に装備投資を集中

・段階的なアップグレードで予算負担を軽減

もし予算や積載に余裕があれば、ポータブルクーラーは間違いなくあって損はないアイテムです。快適さを数段アップしてくれることは、私の実体験から断言できます。

しかし、まずは基本的な扇風機と換気の工夫から始めて、徐々にグレードアップしていく方法でも十分に改善できます。大切なのは、自分の予算と車の特性に合わせた現実的な対策を選ぶことです。

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皆さんも安全第一で、無理のない範囲で真夏の車中泊にチャレンジしてみてください。きっと新しい発見があると思います。

それでは皆さん、賢く『ゆるっと』豊かなアウトドアライフを!

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  • この記事を書いた人

ポロンノゆるっとキャンプ

略してポロキャンです! 北の大地でアウトドア歴10年超。ギア購入200万円以上、投資で300万円以上の失敗も経験し、そのリアルな体験から北海道ならではの『ゆるっと』キャンプとお金を豊かにする知恵を発信中。一眼レフカメラ初心者。 当ブログとYouTube(登録者2000人〜)が主な活動場所です。各種SNSも更新中。

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