真冬キャンプ快適

【北海道キャンパー監修】マイナス15度でも震えない冬キャンプの服装|極寒で学んだ重ね着術

2024年11月30日

冬キャンプに挑戦したいけど、服装選びに不安がある...
高価な防寒着を買ったのに、思ったより寒くて震えてしまった...
実は、こんな経験がある方、とても多いんです。
今回はそんな悩みを解決します。

この記事のポイント

・冬キャンプに最適な服装の基本原則が分かる

・予算に合わせた防寒着の選び方が分かる

・快適に過ごすためのレイヤリングテクニックが身につく

はじめまして!ポロンノゆるっとキャンプ塾です。

北海道を拠点に活動するアウトドアクリエイターとして、極寒の地で培った10年以上の経験と、累計200万円以上のギア投資から得た知見を、実践的なレビューとしてお届けしています。

実は私も以前、冬キャンプで何度も寒い思いをしました。
しかし、北海道の厳冬期でマイナス15度を経験する中で、効果的な防寒対策を確立することができました。

では、具体的な服装選びのポイントを見ていきましょう。

1. 冬キャンプの服装:3つの基本原則

適切なレイヤリングこそが、冬キャンプを快適に過ごすための最重要ポイントです。

ただ着込むだけでなく、各層の役割を理解することが大切です。

① レイヤリング(重ね着)を制する者が寒さを制する

  • インナー層:汗を素早く吸収・発散
  • ミドル層:体温を維持する空気層を作る
  • アウター層:風や雪から身体を守る

私の失敗談ですが、最初の頃は「とにかく着込めば暖かい」と思い込んでいました。

しかし、汗をかいて服が湿ってから寒風にあたり、体が冷えてしまったことがあります。

この経験から、作業時は薄手のアウターだけ脱ぐようにしています。

この小さな工夫で快適さが全然違いますよ。

汗の管理が冬キャンプの命運を分ける

汗をかいたら、休憩時に寒くなりそうで怖いです。
どうしたらいいですか?
その懸念はとても大切です。
北海道での厳冬期キャンプで特に痛感したのが、この汗対策の重要性なんです。
薪割りなどの作業時は、「ちょっと寒いかな?」と感じる程度の服装にすることで、汗の対策は十分できますよ。

汗は冬キャンプの大敵です。動く→汗をかく→休憩で冷える、このサイクルを防ぐために、こまめな着脱が重要になります。

化繊素材で汗を素早く乾かす

  • 綿素材は汗を吸うと乾きにくく、体温を奪います
  • 化繊やウール素材は汗を外に逃がしやすい特徴があります
  • 特にインナー層は吸汗速乾性を重視して選びましょう

動きに合わせた着脱のタイミング

  • 薪割りや設営前:アウターを脱いで準備
  • 作業中:様子を見てミドル層も調整
  • 休憩時:すぐにアウターを着用
でも、着替えるタイミングって難しそうですよね?
寒くなってから慌てて着るのもよくないですか?
良い質問ですね。
実は「寒くなる前」が着替えのベストタイミングなんです。
私の場合、作業を終える5分前には上着を着るようにしています。
これで汗が引く間に体温調整ができますよ。

汗対策の具体的な手順

  • 作業開始前:アウターを脱ぎ、バックパックに収納
  • 作業中:汗をかき始めたらミドル層を調整
  • 作業終了5分前:アウターを着用開始
  • 休憩時:完全に動きを止めてから、必要に応じて着込む

経験上、この「5分前ルール」を意識するだけでも、かなり快適に過ごせるようになりました。

初心者の方は、このタイミングを意識するところから始めてみてください。

体の部位別:戦略的な防寒対策

首や耳の防寒って、あまり気にしていませんでした。
本当に大切なんですか?
実はとても重要なんです。
首の後ろは血管が集中する場所で、ここが冷えると全身の寒さを感じやすくなります。
薄手のネックウォーマーと耳まで隠れるニット帽があれば、体感温度がぐっと改善されますよ。

頭部の保温が最優先

  • 体温の約20%が頭部から失われます
  • 耳まで覆えるニット帽を選びましょう
  • 目出し帽は予備として持参すると安心です

首元は体温調整の要

  • 首の後ろの血管を守ることが重要です
  • 薄手のネックウォーマーがおすすめ
  • 着脱しやすい設計のものを選びましょう

特に首元は、体温調整の重要なポイントです。暑くなったらすぐに緩められるよう、マジックテープ式や簡単に着脱できるタイプがおすすめです。

手足の防寒は2層式で

  • 手:インナーグローブ+防寒グローブ
  • 足:ウール靴下+防寒ブーツ
  • 予備の靴下は必ず持参しましょう
手袋って2枚重ねて大丈夫なんですか?
動きづらくないですか?
実は2層式が最も実用的なんです。
インナーグローブは薄手で作業性が良く、防寒グローブは休憩時の保温に使います。
これで作業性と防寒性の両立ができますよ。

レイヤー別おすすめアイテム

各レイヤーの役割と選び方

・インナー層:汗を吸って外に逃がす役割。メリノウールか化繊がおすすめ

・ミドル層:空気の層を作って保温。フリースやダウンが定番

・アウター層:風や雪から守る。防風性が最重要

インナー層の選び方

  • 初心者:ユニクロのヒートテック(コスパ◎)
  • 中級者:メリノウール製品(保温性◎)
  • 上級者:吸汗速乾性と保温性を兼ね備えた専用ベースレイヤー
インナーは最初から高いものを買った方がいいでしょうか?
いいえ、私も最初はヒートテックだけでした。
まずは手頃な価格のもので経験を積み、自分の活動スタイルが見えてきてから、メリノウールなどにアップグレードすることをおすすめします。

ミドル層の選び方

  • フリース:動きやすく、コスパ良好
  • ダウン:軽量で高い保温力
  • フリースパンツ:下半身の保温に効果的

ミドル層って、どれくらいの厚さのものを選べばいいですか?
ギア投資200万円の経験から言えるのは、意外にもこのミドル層こそ最も重要です。
アウターは少し安くても、ミドル層にしっかり投資すると、様々な気温に対応できるようになります。
特にフリースは普段着としても使えるため、初期投資として正当化しやすいですよ。

アウター層の選び方

  • 防風性を最優先に選ぶ
  • フードは着脱可能なタイプが便利
  • 裾やフードの調整機能付きがベスト

北海道での経験から、アウターに求めるべきは何より防風性です。高価な防水透湿素材も大切ですが、まずは風を通さない素材を選ぶことで、予算を抑えながら十分な防寒性を確保できます。

予算で選ぶ冬キャンプウェア

スターターセット:3万円以下

・インナー:ヒートテック上下(4,000円)

・ミドル:ユニクロフリース(2,000円)

・アウター:ワークマン防寒着(8,000円)

・小物類:手袋、帽子、ネックウォーマー(8,000円)

フルスペックセット:5-10万円

・インナー:高機能ベースレイヤー(15,000円)

・ミドル:ダウンジャケット(30,000円)

・アウター:アウトドアブランドの防寒着(40,000円)

・小物類:ヘビーデューティー仕様(15,000円)

キャンプシーン別の着こなし術

キャンプ場での動きによって、服装を使い分けることが快適さの秘訣です。

特に設営時と食事時は、大きく着方を変える必要があります。

設営時の服装術

  • 薄手の手袋を着用して作業効率アップ
  • 汗をかきやすいので、ミドル層は控えめに
  • 防風性の高いアウターを選択

食事時の戦略的な着こなし

食事の時の服装って、意外と難しそうですね。
そうなんです。特に手袋の使い分けがポイントになります。

調理時のコツ

  • 薄手の防寒グローブを使用
  • 袖が汚れないよう、アウターは一時的に脱ぐ
  • 温かい飲み物を常備

食事中の工夫

  • 手袋は外し、必要に応じてカイロを活用
  • 膝掛けやブランケットの活用
  • 風を遮る場所を選んで座る

食後の即座な対策

  • すぐに厚手の手袋に交換
  • アウターをしっかり着用
  • 体が冷えやすいので、早めの対策を

まとめ:冬キャンプを楽しむための3つの鉄則

冬キャンプの服装 最重要ポイント

・レイヤリングを基本に、用途に応じた着こなしを実践

・予算に応じて、優先順位をつけて揃えていく

・汗対策と防風性を最重視する

これだけ対策すれば、寒さも怖くなさそうですね!
そうですね。
寒さ対策をしっかりすれば、冬キャンプならではの素晴らしい景色や体験が待っていますよ。
ぜひチャレンジしてみてください!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

この記事で紹介した方法を参考に、ぜひ冬キャンプに挑戦してみてください。

また次回もお役立ち情報をお届けします!
それではまた!!

▼私が厳選したキャンプ用品一覧

  • この記事を書いた人

ポロンノゆるっとキャンプ塾

北海道在住のアウトドアクリエイター。 極寒の地で培った知恵とAIを活かし、年中キャンプを楽しむノウハウを発信中。YouTube登録者2,000人、キャンプギア・投資運用合わせて500万円以上(2022年の200万円損失も含む)。 「誰もが気軽にキャンプを楽しめる豊かな暮らし」をテーマに、キャンプライフとマネー戦略をお届けします。

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