みなさんこんにちは!ポロンノゆるっとキャンプ略してポロキャンです!
冬キャンプの暖房選びって、本当に悩みますよね。私も最初は「薪ストーブってかっこいいけど、本当に必要?」と迷っていました。
でも、数年間で6台もの薪ストーブを試してきた今だからこそ言えることがあります。薪ストーブには、石油ストーブやガスストーブでは絶対に味わえないロマンが詰まっているんです。
正直に言うと、設営は面倒だし、荷物は増えるし、薪代は半端ないし、オプション沼にハマって散財も止まりません。それでも、寒い冬の夜にテントの中で炎を眺めながら、熱々のピザを頬張る瞬間の幸せは、何物にも代えがたいものがあります。
この記事では、薪ストーブ導入を悩んでいるあなたに向けて、実際に使ってきた経験から、メリット・デメリット、ランニングコスト、そして石油ストーブ・ガスストーブとの比較まで、包み隠さずお伝えします。
この記事のポイント
・薪ストーブの圧倒的な暖房性能と炎の癒し効果がわかる
・設営の手間やランニングコストなど現実的なデメリットを理解できる
・石油ストーブ・ガスストーブとの違いを比較して自分に合った選択ができる
👉 今すぐセールを含めたキャンプに使える薪ストーブをチェック
それでは早速いきましょう!
薪ストーブの圧倒的な魅力:なぜ私は6台も買ったのか

冬の夜、炎を眺める至福の時間
薪ストーブの最大の魅力は、何と言っても本物の炎を間近で楽しめることです。
マイナス10度の極寒の夜、外では焚き火なんてできません。でも、薪ストーブがあれば、テントの中で揺らめく炎を眺めながら、ゆっくりと時間を過ごせるんです。
ガラス窓から見える炎の揺らぎは、本当に心を落ち着かせてくれます。寒さで凍えた手を温めながら、オレンジ色の光に包まれる瞬間は、冬キャンプの最高の贅沢だと私は思います。
私が薪ストーブ用のサウナテントまで買ってしまったのも、この炎の魅力に完全にやられたからなんです。
Tシャツで過ごせる圧倒的な暖かさ
薪ストーブの暖房性能は、他の追随を許しません。
一般的な薪ストーブは5.0kW以上の熱出力を持っており、これは家庭用の石油ファンヒーターを超える暖房能力です。マイナス10度の外気温でも、テント内は20度以上、場合によっては30度近くまで上昇します。
実際、厳冬期のキャンプでも、薪ストーブの前ではTシャツ一枚で過ごせるほどです。石油ストーブでも同じような暖かさは得られますが、薪ストーブの輻射熱(遠赤外線)は体の芯まで温めてくれる独特の心地よさがあります。
大型の2ルームテントやベルテントでも、薪ストーブ1台あれば十分に暖められるんですよ。
天板で調理できる楽しさ
薪ストーブには、調理という楽しみもあります。
天板にスキレットを置いて肉を焼いたり、ダッチオーブンで煮込み料理を作ったり。私が一番好きなのは、ピザを焼くことです。チーズがとろけて、生地の焼ける香ばしい匂いが広がる瞬間…この記事を書いているだけでお腹が空いてきます。
冬キャンプの醍醐味は、寒い中で食べる熱々の料理。薪ストーブがあれば、暖を取りながら同時に美味しい料理も作れる。これは一石二鳥どころか、三鳥にも四鳥にもなります。
正直に告白:薪ストーブのデメリットも多い
設営・撤収の手間が半端ない
薪ストーブの最大のデメリットは、設営と撤収の手間です。
石油ストーブなら「置くだけ」で終わるのに、薪ストーブは違います。煙突を組み立てて、テント用の煙突ガードをセットして、テント穴に煙突を通して…と、やることが山ほどあります。
慣れてくれば30分程度でできますが、初めてだと1時間以上かかることも。撤収時も、熱い煙突が冷めるのを待って、灰を処理して、煙突を分解して…と、とにかく時間がかかります。
寒い朝、早く撤収して帰りたいのに、薪ストーブの片付けで時間を取られるのは、正直ちょっとストレスです。

薪代が高騰している現実
2025年現在、薪の価格は驚くほど高くなっています。
数年前までは1束500円程度だったのが、今では広葉樹1束(約8kg)が1,000円、キャンプ場によっては1籠1,320円という価格になっています。
冬キャンプで1泊すると、薪を3〜4束は最低使います。つまり、1泊で2,000円〜4,000円の薪代がかかる計算です。これは後で詳しく比較しますが、石油ストーブの約3〜5倍のコストです。
月に2回冬キャンプに行くと、薪代だけで月8,000円〜16,000円。シーズン通して考えると、かなりの出費になります。
常に薪を入れ続ける必要がある
薪ストーブには自動運転機能がありません。
火を維持するためには、常に誰かが薪を入れ続ける必要があります。広葉樹でも3〜4時間で燃え尽きてしまうので、夜中に何度も起きて薪を足すか、火を消して寒さに耐えるかの選択を迫られます。
私も最初の頃は「薪ストーブだけで冬を越せる!」と思っていましたが、現実は厳しかったです。結局、電気毛布やポータブル電源を併用することになりました。
最近では、寝る前まで薪ストーブを楽しむといった運用をすることも増えています。
火傷やテント損傷のリスク
薪ストーブは本体が数百度の高温になります。
不注意で触れてしまうと大火傷をしますし、子供がいる場合は特に注意が必要です。また、煙突の熱でテント生地が溶けたり、火の粉が飛んでテントに小さな穴(ピンホール)が開いたりすることもあります。
私も過去に、煙突とテント生地の距離が近すぎて、テントが少し焦げてしまった経験があります。高価なテントだったので、本当にショックでした。
TC素材(ポリコットン)のテントなら比較的安全ですが、それでも油断は禁物です。
薪ストーブ使用時は、一酸化炭素チェッカーを必ず設置してください。
不完全燃焼による一酸化炭素中毒は命に関わります。
1時間に1回は換気をする習慣をつけましょう。
オプション沼で散財が止まらない
最後に、これは完全に私の失敗談なんですが、薪ストーブはオプションパーツの誘惑が多すぎます。
温度計、ストーブガード、煙突延長パーツ、薪バサミ、灰かきセット、薪割り斧、薪ケース…気づけば本体価格ぐらいオプションに使っていたなんてこともありました。
2次燃焼タイプ、ペレットタイプ、大型、小型と、いろんなタイプを試したくなってしまい、結局6台も買ってしまった私が言うのもなんですが、薪ストーブは沼です。完全に沼です。
でも、それも含めて楽しいんですけどね。
ランニングコスト徹底比較:薪vs石油vsガス
実際のところ、どのストーブが一番経済的なのか、具体的な数字で比較してみましょう。
1泊10時間使用した場合のコスト比較
薪ストーブ
- 広葉樹3束(各1,000円)+針葉樹1束(500円)= 3,500円
- ※キャンプ場によっては1泊2,000円〜4,000円の幅がある
石油ストーブ
- 灯油消費量:約3〜6.5L(モデルによる)
- 灯油価格:1Lあたり約130円
- コスト:336円〜728円
ガスストーブ
- CB缶パワーガス:約6本必要
- コスト:約2,400円(1,200円×2セット)
この比較から明らかなように、石油ストーブが圧倒的に経済的です。薪ストーブは石油ストーブの約5〜10倍のランニングコストがかかります。
シーズン通しての年間コスト試算
冬シーズン(11月〜3月)に月2回、計10回キャンプに行くと仮定すると:
- 薪ストーブ:25,000円〜40,000円
- 石油ストーブ:3,360円〜7,280円
- ガスストーブ:24,000円
年間で考えると、石油ストーブとの差は2〜3万円にもなります。この差は決して小さくありません。
私も最近、石油ストーブを併用するようになったのは、このランニングコストの差が大きな理由の一つです。
石油ストーブ・ガスストーブとの違いを知る
石油ストーブの実用的な魅力
石油ストーブの最大の利点は「楽さ」です。
設営は置くだけ、点火はボタン一つ、そして一度灯油を入れれば10時間以上連続で暖房してくれます。就寝中も自動で暖め続けてくれるので、朝まで快適に眠れます。
暖房性能も十分で、大型モデル(Toyotomi Gear Mission KS-GE67など)なら6.66kWの出力があり、大型テントでも問題なく暖められます。
安全機能も充実していて、転倒時自動消火、不完全燃焼防止装置など、初心者でも安心して使えます。
正直、実用性だけで言えば石油ストーブが最強です。私も「今日は疲れているから楽したい」という時は、迷わず石油ストーブを選びます。
ガスストーブの位置づけ
ガスストーブはコンパクトで設営が最も簡単ですが、暖房性能が1.0〜2.0kW程度と低いため、本格的な冬キャンプのメイン暖房には不向きです。
足元を温める程度の役割に限定されるので、ソロキャンプやバイクキャンプ、あるいは春・秋キャンプでのサブ暖房として使うのが現実的です。
また、CB缶は寒冷地では気化しにくく、OD缶のパワーガスを使う必要があるため、ランニングコストも薪ストーブ並みに高くなります。
3種類のストーブ比較まとめ
・薪ストーブ:圧倒的な暖かさとロマン、設営大変、コスト高
・石油ストーブ:経済的で実用的、自動運転、炎の楽しみは少ない
・ガスストーブ:簡単だが暖房能力低い、サブ用途向き
結局、薪ストーブは導入すべき?私の答え
ここまで読んで、「結局どうすればいいの?」と思っているかもしれませんね。
私の答えは、あなたが何を求めているかによるです。
こんな人には薪ストーブがおすすめ
- 冬キャンプの雰囲気を最大限楽しみたい人
- 炎を眺めながらゆっくり過ごす時間を大切にしたい人
- 設営の手間を楽しめる人
- ランニングコストよりも体験の質を重視する人
- 既にキャンプ経験があり、安全管理ができる人
初心者や実用重視なら石油ストーブから
- 冬キャンプ初心者の方
- 家族連れで安全性を最優先したい方
- ランニングコストを抑えたい方
- 設営・撤収の手間を減らしたい方
こういう方には、まず石油ストーブから始めることを強くおすすめします。石油ストーブで冬キャンプに慣れてから、2台目として薪ストーブを導入するのが賢い選択だと思います。
私の結論:両方使い分けるのがベスト
正直に言うと、私は薪ストーブと石油ストーブの両方を使い分けています。
日中は薪ストーブで炎を楽しんで、調理もして、ゆっくり過ごす。そして就寝時は石油ストーブに切り替えて、朝まで快適に眠る。この運用方法が、私にとって最も快適な冬キャンプスタイルです。
設営が面倒な時、疲れている時、短期間のキャンプの時は石油ストーブだけ。でも、時間に余裕があって、冬キャンプを存分に楽しみたい時は、迷わず薪ストーブを持っていきます。
チーズがとろけるピザ、炎を眺めながらの熱燗、かじかんだ手を温める至福の時間…これらは薪ストーブでしか味わえません。
まとめ:薪ストーブは「ロマン」への投資
この記事のまとめ
・薪ストーブは圧倒的な暖かさと炎の癒し効果が最大の魅力
・設営の手間、高いランニングコスト(1泊2,000円〜4,000円)がデメリット
・実用性と経済性では石油ストーブが圧倒的に優秀(1泊336円〜728円)
・初心者は石油ストーブから、経験者は薪ストーブで冬キャンプの質を高める
・両方使い分けるのが最も賢い選択
薪ストーブは、正直に言って万人におすすめできるものではありません。
でも、冬の夜にテントの中で炎を眺める体験、熱々のピザを食べる幸せ、原始的な暖の取り方…これらは、薪ストーブでしか味わえない特別な時間です。
私が6台も買ってしまったのは、このロマンに完全にやられたからです。サウナテントまで買ってしまうほど、薪ストーブの魅力は深いんです。
もしあなたが「冬キャンプの質をもっと高めたい」「特別な体験がしたい」と思っているなら、ぜひ薪ストーブを試してみてください。ただし、必ず一酸化炭素チェッカーを用意して、安全第一で楽しんでくださいね。
👉 まずはセールを含めたキャンプに使える薪ストーブを見てみる
▶︎薪ストーブを使えるogawaのテントのセール記事もチェック
それでは皆さん、賢く『ゆるっと』豊かなアウトドアライフを!

