みなさんこんにちは!ポロンノゆるっとキャンプ略してポロキャンです!
車中泊を始めてもうすぐ20年近くになります。最初の頃は「安く泊まれるなら車中泊で十分」と本当に軽く考えていました。でも、いざやってみると思っていたのと全然違って。翌朝のだるさ、腰の痛さ、なんとも言えない疲れ残り感。あの失敗は今でもよく覚えています。
この記事は、そういう「昔の私みたいな考え方」で車中泊を検討している方に向けて書いています。節約の手段としての車中泊を否定したいわけじゃなくて、ちょっと事前に知っておくと全然変わることがあるので、自分の経験として伝えておきたいなと。
この記事のポイント
・車中泊で疲れる原因は「寝床の環境」にほぼ集約される
・段差・光・音・寒暖差、4つの対策で翌朝の疲れがかなり変わる
・最初にそろえるべきアイテムの優先順位
それでは早速いきましょう!
最初の車中泊で、朝5時に目が覚めた話
「どうせ寝るだけだし」と何の準備もせず、道の駅の駐車場に停めた夜のことです。
後部座席を倒して横になったはいいものの、シートとトランクの段差がそのままで、背中が微妙に浮いた状態。足を伸ばしきれなくて、じわじわ腰に来るんです。それでも疲れていたのでなんとか眠れたんですが、朝5時ごろに目が覚めました。カーテンも何もないので、東の空が明るくなり始めた光がそのまま顔に当たって。他の車がエンジンをかける音、トラックが横を通る振動。結局そこから眠れなくて、一日中だるかったです。
宿泊費は確かに浮きました。でも翌日の観光は半分くらいの体力で乗り切ることになりました。これを何度か経験して、「安く泊まれる」だけで選ぶのは少し考え方が甘かったなと思うようになりました。
疲れる原因は、だいたい4つに当てはまる
20年近く車中泊をやってきて、翌朝に疲れが残るときのパターンはほぼ決まっています。
車中泊で疲れる主な原因
・シートの段差・傾き 体が水平にならず、腰・肩・首に負担が出る
・光の遮断不足 早朝の日差しや対向車のライトで睡眠が浅くなる
・音と振動 道の駅やSA・PAはエンジン音や人の動きが意外と多い
・寒暖差 春先でも車内は夜中に冷え込む。夏は逆に蒸す
この4つ、どれか一つでも当てはまると眠りの質が下がります。全部そろうと翌日はかなりしんどいです。昔の私は4つ全部でした。
まず手をつけるなら「寝床を平らにすること」
いろいろ試してきて、最初に変えるべきは「体を水平にできる環境」だと思っています。
シートを倒しただけでは、シートとトランクの境目に段差が出ます。車種によって差はありますが、この段差が腰に来るんです。思ったよりも。
段差解消クッションは、名前の通りこの段差を埋めるためのアイテムです。形が合えばかなり効果があります。車中泊マットと組み合わせると、体が面で支えられる感覚になって、朝の体の楽さが全然違いました。
車中泊マット
車中泊マットは、車の中で使うなら少し厚みのあるものの方が体への負担が少なかったです。
ベットキット
寝床を整えてから、体の疲れ方が変わりました。「翌日もそこそこ動ける」という水準に変わったのは、ここからです。
次に光と音の問題
寝床が整うと、次に気になってくるのが光と外からの視線です。
窓に何もないと、夜中に他の車が入ってきたときのライトが顔を直撃したり、早朝の日の出とともに目が覚めたりします。特に夏は日の出が早いので、シェードがないと4時台に明るくなります。
車種専用のシェードやカーテンは、車内の温度調節にも効果があります。夏は断熱、冬は保温として多少は機能する。視線を遮るという意味でも、眠る環境として必要な一線だなと感じています。
車中泊用シェード
音の問題は、場所選びで変わる部分が大きいです。道の駅でも、入口に近いエリアと奥のエリアでは全然違います。トイレに近いエリアは便利ですが、人の往来も多い。少し奥まった場所の方が静かで眠りやすいことが多いです。
道の駅は本来、ドライブの途中で仮眠をとる目的での利用はOKとされていますが、宿泊拠点としての長期利用は施設の運営上、遠慮するよう案内されているところが多いです。マナーとして、施設の案内は確認しておくのがいいと思います。
寒暖差対策は、電源があるかどうかで変わる
北海道だと、春先の夜は想像以上に冷えます。5月でも車内は夜中に10度以下になることがあります。
電気毛布をポータブル電源と組み合わせると、エンジンをかけっぱなしにしなくても温かさを維持できます。エンジンをかけたままの就寝は一酸化炭素中毒の危険があるので、これは避けた方がいいです。
ポータブル電源はスマホの充電だけでなく、電気毛布・小型ライト・扇風機など、車内の快適さに関わるアイテムのほぼ全部をカバーできます。最初からそこまで大きいものは必要ないですが、容量1,000Wh程度あれば一晩の電気毛布と充電には十分な場合が多いです。
ポータブル電源(1,000Wh)
ただ、ポータブル電源は最初から必須ではないかもしれません。まず寝床と光の対策を整えて、それから電源を検討するくらいの順番が、費用的にも無駄がないと思います。
道具を整えた後も、「場所選び」で疲れ方は変わる
装備をそろえても、場所を間違えると疲れます。これも経験から言えることです。
疲れにくい場所の選び方
・駐車場の入口から少し離れた位置を選ぶ(車の出入りが少ない)
・トイレに近すぎない場所(夜間も人の往来がある)
・平らな地面のスペースを選ぶ(車が水平に止まるかどうか確認する)
・幹線道路に面した駐車場より、少し奥まったエリアの方が静かなことが多い
道の駅は「運転途中の仮眠」を目的とした利用はOKとされていますが、宿泊拠点としての長期連泊は施設によって制限されている場合があります。
施設の案内を確認してから利用するのが安心です。
こんな方には、今のうちに確認してほしいこと
車中泊の準備を見直したい方へ
・段差対策をまだしていない → まずマットか段差解消クッションを
・カーテン・シェードがない → 早朝の日差しと視線を遮るだけで睡眠が変わる
・電源をエンジンに頼っている → ポータブル電源との切り替えを検討してみる
・場所選びを「空いているところ」だけで決めている → 静かさとトイレの距離のバランスで選ぶ
まとめ:安く泊まれることと、疲れないことは別の話
車中泊は、ホテル代が浮くというのは本当のことです。でも「寝るだけだから何もいらない」は、少し違う。
昔の私みたいに、段差もそのまま、カーテンもなし、場所も適当に決める、という状態で車中泊をすると、翌日の疲れで「安くした意味があったのか」という気持ちになります。
逆に言うと、整えるべきポイントはそれほど多くないです。寝床→光→寒暖差、この順番で対策できれば、翌日も普通に動ける水準になります。
自分の車でどのくらいの段差が出るか、どんなマットのサイズが合うかは、実際の寸法を確認してから選ぶ方が失敗しにくいです。購入前に車の荷室サイズを測っておくと選びやすくなります。
それでは皆さん、賢く『ゆるっと』豊かなアウトドアライフを!






