キャンプの時事・考えごと

キャンプブームは終わった? 行く回数が減ったわが家と2026年白書から考えたこと

2026年10月1日

キャンプブームって終わったって聞くけど、人気のキャンプ場は今も予約取りづらいよね。

嫁キャン
嫁キャン
ポロキャン
ポロキャン

そうなんだよ。昔みたいにどこも混んでる感じではないけど、「キャンプする人が減った」だけではない気がする。

みなさんこんにちは!ポロンノゆるっとキャンプ略してポロキャンです!

ここ数年、「キャンプブームは終わった」という話を見聞きするようになりました。

確かに、ブームのピークだった頃とは雰囲気が変わったと思います。

以前のように「どのキャンプ場もなかなか予約できない」という感じではありません。

ところが、今年キャンプへ行こうとしていると、人気のあるキャンプ場は今でも予約が取りづらい。

一方、わが家自身は以前よりキャンプへ行く回数が減っています。

それでも今、キャンプへ行きたいと思っている。

この二つを考えていると、「キャンプブームが終わった=キャンプをする人がいなくなった」というほど単純ではないように感じます。

ちょうど日本オートキャンプ協会から『オートキャンプ白書2026』が発表されました。

今回はそのデータと、キャンプを続けているわが家の変化から、「キャンプブームのあとに何が変わったのか」を考えてみます。

この記事のポイント

・2025年はキャンプ経験1年のビギナーが5年ぶりに増加した
・ブーム期の「どこも混んでいる」状態とは変わってきた
・人気キャンプ場は今でも予約しにくいという実感がある
・わが家は回数が減っても、キャンプへ行きたい気持ちは残っている
・キャンプは「やる・やめる」の二択ではなく、生活に合わせて形が変わる趣味なのかもしれない

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それでは早速いきましょう!

「キャンプブーム終了」と言うには少し不思議な数字

『オートキャンプ白書2026』が分析しているのは、主に2025年のオートキャンプ市場です。

その中で気になったのがビギナーの動きでした。

キャンプ経験1年の人の割合は、2024年の14.0%から2025年には16.1%へ上昇。
2.1ポイント増え、5年ぶりに増加へ転じています。

一方、キャンプ経験年数の平均は9.4年となり、こちらは4年連続で上昇しています。

つまり、長く続けている人がいる一方で、新しくキャンプへ入ってくる人も再び増えているということです。

年間の平均キャンプ回数も2024年の5.0回から5.1回、平均宿泊数も6.7泊から6.9泊へ増えています。

前年に続く猛暑やクマ出没などの影響がありながら、それでも高い水準を維持したと白書は分析しています。

こうした数字を見ると、「キャンプブームが終わったから、みんなキャンプをやめた」という説明では少し足りません。

昔のように「どこも予約できない」わけではない

とはいえ、私もキャンプブームのピークとは状況が違うと感じています。

以前は、有名なキャンプ場だけではなく、とにかくいろいろなところが混んでいました。

芝生のキャンプサイトに張ったトンネル型テントとハイエース
2020年6月のキャンプ。ブームの頃のわが家

今年キャンプ場を探している感覚では、そこまでではありません。

ところが人気のあるところを見ると、今でも予約がなかなか取れない。

ここにはかなり差があるように感じています。

もちろん、これは全国のキャンプ場を調査した結果ではなく、私自身が予約したり調べたりしていて感じている範囲の話です。

ただ、白書を見るとキャンプ場を取り巻く環境そのものもかなり変わっています。

2026年4月現在、全国のオートキャンプ場は1,757か所。
今回は集計方法が変更されているため単純比較には注意が必要ですが、キャンプ場そのものの選択肢は多く存在しています。

また2025年の稼働率は16.3%。
白書では、施設数が増える中でもこの水準を確保している一方、「1施設あたりの集客環境は確実に変化している」と分析しています。

選択肢が増えれば、当然「キャンプ場ならどこでもいい」とはなりにくくなります。

今は「そこへ行く理由」が以前より大事になった

キャンプなら、どこでもいいってわけじゃないかな。

嫁キャン
嫁キャン
ポロキャン
ポロキャン

今は設備とか過ごしやすさも結構見るようになったね。

わが家もキャンプ場を決めるとき、以前よりいろいろなところを見るようになりました。

たとえばトイレや炊事場がきれいなのか。

温泉が併設されているのか。

子どもが遊べる場所があるのか。

ペットと一緒に行く人なら、一緒に過ごしやすい環境なのか。

スタッフや管理体制も含め、安心して過ごせるかどうかも気になります。

緑に囲まれたキャンプサイトのタープ下に並べたチェア
過ごしやすさで場所を選ぶようになった

キャンプ場の料金については、昔より高くなったと感じています。

それでも「ここで過ごしたい」と思える理由があるなら、多少料金が高くても候補になります。

逆に選択肢が増えた今は、行く理由が見つからなければ別のキャンプ場を選べます。

私が感じている人気キャンプ場とそうでないキャンプ場の差も、こうした「選ばれる理由」と無関係ではないのかもしれません。

ただし、ここは白書が「設備が良いキャンプ場へ人気が集中している」と示したわけではありません。

キャンプ場を選んでいる自分たちが、以前よりそうした部分を見るようになったという話です。

キャンプの形も一つではなくなっている

白書でも、利用スタイルの変化が見えます。

キャンプ場への調査では、「ソロキャンパーが増えた」が37.2%で最も多く、「デュオ(二人連れ)が増えた」も22.8%でした。
デュオキャンプは夫婦やカップルなど二人で楽しむスタイルとして存在感を増しています。

協会の発表では、車中泊の定着も2025年の特徴として挙げられています。

ファミリーキャンプだけでもない。

ソロだけでもない。

二人で行く人もいれば、車中泊を組み合わせる人もいる。

「キャンプをする」と言っても、その中身は以前より広がっているように見えます。

これはわが家の変化を考えていても感じるところです。

わが家はキャンプ回数が減った

わが家自身の数字だけを見れば、「キャンプから離れた家族」に見えるかもしれません。

以前よりキャンプへ行く回数は少なくなりました。

理由の一つは、子どもが大きくなったことです。

子どもが成長すれば予定も増え、家族全員の日程を合わせるのは以前より難しくなります。

昨年後半はクマの出没も気になり、キャンプへ行く機会そのものが減りました。

では、キャンプに飽きたのか。

そこは違います。

むしろ今も行きたい。

この記事を書いている今も、「キャンプ行きたいな」と思っています。

夜のキャンプ場で燃える焚き火

回数が減っても「やめた」とは限らない

さらに不思議なのが妻です。

以前は、私が行きたいから少し嫌々ついてきているように感じる時期もありました。

ところが最近は妻の方から「キャンプに行きたい」と言うようになっています。

キャンプサイトに並べたリクライニングチェアとテント

なぜそうなったのかは、正直一つには決められません。

私たち自身がキャンプに慣れて余裕を持って過ごせるようになったこともあるかもしれない。

キャンプ場や道具が快適になった影響もあるかもしれない。

ただ、それを事実として断定できるわけではありません。

分かっているのは、

キャンプへ行く回数は以前より減った。
でも、妻は以前より「行きたい」と言うようになった。

ということです。

回数だけなら、前の方がキャンプしてたことになるね。

嫁キャン
嫁キャン
ポロキャン
ポロキャン

でも今の方が「行きたい」って言うこともあるから面白いよね。

この変化を考えると、年間に何回キャンプへ行ったかだけで、その人がキャンプを好きなのか、離れているのかを判断するのは難しいと思います。

生活が変われば、趣味に使える時間も変わります。

子どもが大きくなる。

仕事が忙しくなる。

暑さやクマなど、その年の環境によって行きにくくなることもある。

ファミリーキャンプから夫婦二人のキャンプに変わることもあるでしょう。

それでも「また行きたい」と思っているなら、キャンプとの関係そのものが終わったわけではありません。

ブームが終わることと、キャンプが終わることは別

ここまで考えると、「キャンプブームは終わったのか?」という問いへの答えも少し変わってきます。

あの頃のように、キャンプを始める人が一気に増え、キャンプ場も道具も何でも注目されるような熱狂は落ち着いたのかもしれません。

でも、それとキャンプという趣味そのものが衰えていくことは同じではありません。

2025年にはビギナーが5年ぶりに増えました。

長く続けているキャンパーの経験年数も伸びています。

雪の残るキャンプ場に張ったテント

ソロ、デュオ、ファミリー、車中泊と楽しみ方も一つではありません。

わが家のように、回数は減っても「また行きたい」と思っている人もいるでしょう。

だから今起きているのは、

「キャンプが終わった」というより、「キャンプなら何でもいい」という時期が終わり、それぞれの生活や好みに合わせて選ばれる趣味になってきた

という変化なのではないか。

今のところ、私はそんなふうに感じています。

これからわが家のキャンプも変わっていくと思う

子どもがさらに大きくなれば、家族4人でキャンプへ行ける日はもっと少なくなるかもしれません。

芝生のサイトに張ったテントとクーラーボックス、チェア

その代わり、夫婦二人で行くことが増える可能性もあります。

車中泊を組み合わせたり、以前とは違う楽しみ方をすることもあるでしょう。

キャンプを続けるというのは、同じ人数で、同じ道具を使い、毎年同じ回数だけ出かけ続けることではないのだと思います。

その時の家族や生活に合わせて、距離を近づけたり、少し離したりする。

それでも行きたくなったときに、またキャンプへ出かける。

ブームという言葉では見えにくいですが、キャンプが一つの趣味として定着するというのは、むしろこういうことなのかもしれません。

▶︎ 人気キャンプ場の予約が取れなかったときの考え方を読む

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  • この記事を書いた人

ポロンノゆるっとキャンプ

「ポロンノゆるっとキャンプ」、略してポロキャンです。 北海道在住、40代・4人家族。 アウトドア歴10年以上です。 数多くのアウトドア用品を試してきた経験を活かし、ウェア・バッグ・シューズを中心に、レビューやサイズ感、比較・選び方、新作やセールなどのお得情報を紹介しています。

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