キャンプに来たのに焚き火で作らないと、なんだかもったいない気がしてしまうんですよね。
私も長いことそう思っていました。やめてみたら、変わったのはキャンプの過ごし方のほうだったんです。
みなさんこんにちは!ポロンノゆるっとキャンプ略してポロキャンです!
以前は、焚き火の火で肉を焼いて、煮込みものを作って、米まで炊いていました。
鍋物も焚き火です。
それがいまは、調理で焚き火の火を使うことが、めったにありません。
焚き火が嫌いになったわけではないんです。
焚き火自体は、いまでも毎回します。
やめたのは、焚き火で料理をするほうでした。
料理そのものを簡単にした話は、前に書きました。
今回はその続きで、火の側の話です。
それでは早速いきましょう!
「キャンプといえば焚き火料理」だと思っていました

焚き火で作るキャンプ飯の動画は、いまも次から次に流れてきます。
キャンプイコール焚き火料理、という空気は確かにあります。
キャンプに行ったら、焚き火で作る。
私も、疑わずにそうしていました。
楽しかったんです。
というより、焚き火で作るところまでがキャンプでした。
うまくいかない日も、それはそれで笑い話です。
すすで黒くなったクッカーも、最初のころは味だと思っていました。
いちばん嫌だったのは、洗い終わった食器でした

すすは、思っているより落ちません。
クッカーの底に付いたものが、洗っている途中でほかのものへ移るんです。
ギアにも、収納バッグにも付きます。
こたえたのは、そのあとです。
時間をかけて綺麗にしたのに、また黒いものが付いている。
結局、もう一度洗い直しです。
あるとき、それがどうしようもなく嫌になりました。
味だと思えていたものが、そのあたりから、ただの落ちない汚れに変わりました。
黒くなったクッカーは同じなのに、こちらの受け取り方だけが入れ替わった感じです。
肉を焼くだけなら、こうはなりません。
食器もフライパンも汚れずに済みます。
すすが本気で付いてくるのは、焚き火で煮炊きをするときでした。
薪は燃え尽きるし、焦げは落ちません
火加減そのものは、やっているうちにある程度わかるようになりました。
問題はその先です。
いい火力を、最後まで保てません。
薪も炭も、燃え尽きるものだからです。
調理の途中で「もう薪が切れる」「このサイズの薪がない」「急いで割らないと」が始まります。
薪を割る手間も、その分だけ増えるわけです。
自分の焚き火の技術の問題なのかもしれません。
火力が上がりすぎると、今度は鍋に焦げが付くんです。
アルミクッカーの焦げは、重曹で煮る、削る、焼き切る、と一通り試しました。
それでも私の腕では落としきれないし、落としきるのが面倒でした。
熱に弱いコーティングの道具も増えているので、高すぎる火力は道具のほうにも響きます。
一つひとつは小さい手間です。
ただ、それが全部、食事のまわりに集まっていました。
遊ぶ時間が、焚き火料理に吸われていく

子どもも増えて、ファミリーキャンプになりました。
そうなると、料理は時短で済ませたくなるんです。
遊ぶ時間、のんびりする時間を先に取りたいわけです。
ソロで行っていたころは、その手間ごと楽しみでした。
火に向き合っている時間そのものが目的だったので、すすを落とすところまで含めて味だったんです。
家族で来ている日は、そうはいきません。
気づくと、遊ぶ時間のほうが焚き火料理に吸われていく。
そういう感覚が、だんだんはっきりしてきました。
どこを削れるかを探して、真っ先に出てきたのがそこでした。
火力を合わせられるほうが、ご飯はふっくら炊けます
やめて味が落ちたのかというと、そうはなりませんでした。
むしろ、いまのほうがうまく作れている気がしています。
もともと、凝ったものを作りたいわけではないんです。
シンプルに作って、シンプルに美味しくできればいい。
そう考えたときに、ガスは相性がよかったのだと思います。
火力を思ったところに合わせられるのは、やっぱりすごいです。
ご飯は、ガスのほうがふっくら炊けます。
羽釜で炊いたご飯まで、個人的にはガスのほうが美味しいくらいです。
安定した美味しさが作れる、という言い方のほうが近いかもしれません。
そこは好みもあるでしょう。
ただ少なくとも私は、やめて味で困ったことがありませんでした。
いま火を入れているのは、たいていシングルバーナーかスノーピークのフラットバーナーです。
焚き火はいまも毎回します。やめたのは調理だけです

火は、いまも毎回起こします。
肉を焼くのは、いまだに炭火です。
手間そのものが楽しい、という感覚もよく分かります。
前の私がそうでした。
狙ったところに火加減がハマった日の手応えは、いまでもちゃんと覚えています。
失敗するのも、あれはあれで楽しいんです。
だから、焚き火料理そのものを楽しみに来ている人は、続けたほうがいいと思います。
火をいじる時間が目的なら、そこを短縮しても何も残りません。
私がガスに移したのは、料理を、目的ではなく過ごす時間の一部として見るようになったからです。
まとめ
やめてみて分かったのは、焚き火料理がキャンプの必須科目ではなかった、ということでした。
私は焚き火が好きだから焚き火をしていたのに、いつのまにか料理まで焚き火でやるものだと思い込んでいた。
そこが分かれていなかっただけです。
いまは、すすを落とす時間がそもそもありません。
その分が、家族と過ごす時間のほうに戻ってきました。
「焚き火料理しなきゃ」と思っていたころの自分に何か言えるとしたら、たぶん一言だけです。
しなくても、キャンプは楽しいし、ご飯は美味しい。
無理をしないキャンプに舵を切った話は、別の記事にも書いています。
それでは皆さん、賢く『ゆるっと』豊かなアウトドアライフを!

