ワンタッチテントって設営は楽そうだけど、普通にキャンプで寝るのにも使えるの?
天気が穏やかな日ならかなり快適だったよ。ただ、いつものテントと同じ感覚で考えない方がよさそうな部分もあった。
みなさんこんにちは!ポロンノゆるっとキャンプ略してポロキャンです!
最近、キャンプ道具を見ていて気になるのが「設営を楽にするテント」です。
ワンタッチ式はもちろん、最近では空気を入れてフレームを立ち上げるエアフレーム式も目立つようになりました。
私もこうしたテントを見かけるたびに、「これだけ設営が楽ならいいな」と思うことが増えています。
これまでにも、釣りやワカサギ釣り用のワンタッチテント、薪ストーブ用、外遊びやインナーとして使うポップアップテントなどはいくつか使ってきました。
ただ、しっかり中で寝て、キャンプの寝室として使う大型のワンタッチ式はほぼ初めて。
そこで今年購入したのが、Alpen Outdoorsの2026年モデル「100%完全遮光ヘキサ型キャンプシェードL」です。
キャンプで泊まってみると、設営と撤収は想像以上に楽でした。
ただし、使えば使うほど「普通のテントをそのままワンタッチ化したもの、と考えない方が分かりやすい」とも感じています。
▶︎ Alpen Outdoors(AOD)を使って感じたブランドの魅力を読む
それでは早速いきましょう!
「設営が楽」は思っていた以上に大きかった
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今回使ったAODのヘキサ型キャンプシェードLは、フレームと生地が一体になった構造です。
収納袋から出してフレームを展開し、3枚のパネルを張り出して立ち上げます。

メーカーは「設営約1分、撤収約1分」と案内しています。
正直に言うと、私の場合は毎回きっちり1分ではありません。
本気で急げばかなり短時間で立てられると思いますが、キャンプ場で普通に荷物を広げながら、ペグも打って、のんびり設営すればもう少しかかります。
ただ、そこはあまり重要ではありませんでした。
とにかく工程が少ないんです。
一般的なテントなら、ポールを組み、スリーブへ通したり吊り下げたりして、フライシートを被せて……と作業が続きます。
こちらは大きな本体を広げ、パネルをパカパカと立ち上げていく。
この違いは大きいです。
特にファミリーキャンプでは、私がテントを建てている間にも荷物を運んだり、子どもを見たり、寝床を作ったりと、やることはいくらでもあります。
テント設営に使う時間だけでなく、「面倒な作業が一つ減る」感覚が強くありました。
撤収と乾燥まで楽なのがワンタッチ式の良さ
使ってみて設営以上に気に入ったのが撤収です。
キャンプって、行きより帰りの方が面倒なんですよね。
テントを畳んで、ポールを抜いて、生地をまとめて収納する。
その作業がワンタッチ式ではかなり単純になります。

さらに、帰宅後に乾燥させるときも楽でした。
フレームと生地が一体なので、そのまま広げて、必要ならひっくり返せば底側も乾かしやすい。
重量自体は決して軽いテントではありません。
それでも、「持ったとき軽い」と「扱うのが楽」は別なんだと改めて感じました。
私の場合、この扱いやすさだけでもワンタッチ式を使う意味は十分あります。
寝てみた。穏やかな天候ならかなり快適
では、肝心の「キャンプで泊まるテントとして使えるのか」。
今回はこの中で家族で寝ています。
結果から言えば、風もなく天気が安定した条件では、かなり快適でした。
Lサイズは約350×350×180cm。
メーカーでは3〜4人用とされています。
内側にはブラックコーティングが施され、完全遮光100%、UVカット100%・UPF50+とされています。
この遮光性は寝室との相性がいいです。
昼間でも内部が暗くなるので、単なる日除け用シェードというより、泊まる場所として使いたくなります。
一方、人数については少し見方が変わりました。
わが家で4人寝てみると、結構きつめです。

もちろん体格や寝具の大きさにもよりますし、うちは寝相の悪い子どももいるので条件は違います。
それでも、私なら「3〜4人用だから4人で余裕」とは考えません。
3人くらいなら、もう少し余裕を持って使いやすそうです。
メーカー定員と、自分が快適に寝られる人数は別に考えた方がいいと思います。
雨に強そうなスペックでも、雨の日に選ぶかは別問題
この製品はシェードとはいえ、雨への対策もしっかり考えられています。
耐水圧10,000mmの生地を採用し、撥水・防水・シーム加工済み。
突然の小雨を想定した仕様です。
数字だけを見ると、かなり安心感があります。
ただ、私が気になるのは耐水圧だけではありません。
形状を見ると、長時間雨が続いた場合に水がどう流れるのか、風を伴った雨ではどうなるのかなど、実際のキャンプでは生地性能以外の部分も関係してきます。
ここは私もまだ強い雨の中で十分試したわけではないので、「雨に弱い」と断定するつもりはありません。
むしろメーカー自身が、雨予報の日にはタープとの併用を推奨しています。
この案内を見る限りでも、「耐水圧10,000mmだから一般的なテントと同じように雨天泊を任せられる」と考えるより、晴天を中心に使うシェードとして見る方が自然です。
私なら連泊や雨予報では、別のテントを選びます。

風速10m/sの試験済み。それでも強風で安心とは言えない
風についても同じです。
AODでは風速10m/sの耐風試験を実施しています。
ただし、この数値は試験値で保証値ではなく、強風時は使用を控えるよう案内されています。
私はまだ、このシェードを強風のキャンプ場で使っていません。
そのため「風に弱かった」という体験はありません。
ただ、海沿いのキャンプ場など風が強くなりやすい場所へ持っていくなら、私なら慎重になります。
キャンプ場の風は一定ではありません。
平均的には穏やかでも急に強い風が吹くこともありますし、張る場所によっても条件は変わります。
耐風試験の数字があることは安心材料の一つですが、それだけで強風時にも安心と考えるものではないと思っています。
一番気になったのは「シングルウォールで寝る」ということ
泊まる道具として考えたとき、私が雨や風以上に気になるのが結露です。
私はいろいろなテントを使ってきましたが、改めて感じるのがダブルウォール構造のありがたさ。
一般的なダブルウォールテントなら、外側のフライシートと内側のインナーテントが分かれています。
一方、今回のヘキサ型キャンプシェードは、フルクローズできますが一般的なダブルウォールテントとは構造が違います。
3か所の出入り口に加え、6か所のメッシュ構造の天窓なども備え、通気性を確保する設計になっています。
それでも、気温差が大きくなる秋などは結露が気になります。
そして面白いのが、完全遮光との関係です。
完全遮光だから寝室として魅力的なのに、換気のために開口部を大きく開ければ、当然そこから光も入りやすくなります。

「暗くしたい」と「換気したい」をどう両立するか。
泊まって使うなら、この辺りも普通のテントとは少し違う付き合い方になりそうです。
▶︎ 秋冬にTCテントを選ぶようになった理由(結露と火の粉)を読む
それでも昔のワンタッチテントとはかなり違った
ここまで注意点を書きましたが、今回使って感じたのはワンタッチテントへの否定ではありません。
むしろ逆です。
以前から使ってきた釣り用やポップアップ式などと比べると、生地もフレームもしっかりしています。
フルクローズでき、メッシュも備え、ペグやガイロープで固定することも想定されている。

「ワンタッチ=ちょっとした日除け」という感覚だけで見ると、かなり進化していました。
実際、私はこの中で一晩寝て「これは使える」と感じています。
ただし、それと「どんなキャンプでもこれ一つで大丈夫」は別です。
▶︎ コールマンのクイックアップシェードを安価なワンタッチと比べたレビューを読む
私なら「普通のテントの代わり」ではなく使い分ける
現時点で私が一番しっくりくるのは、この使い方です。
天気が安定している1泊キャンプや、設営・撤収をできるだけ短くしたい日ならワンタッチ式。

雨予報、強風が気になる場所、秋冬の結露が心配な時期、連泊などでは、普段使っているダブルウォールテント。
どちらが上という話ではありません。
設営の楽さを優先する日と、天候への対応幅を優先する日があるだけです。
別売りのトンネルを使ってLサイズ同士を連結し、寝室とダイニングを分けるレイアウトもメーカーから提案されています。
こうした拡張性も面白いと思います。
ただ、私の場合はまず「何でもこれ一つでやる」より、ワンタッチ式の圧倒的な楽さが生きる場面で使いたいです。
ワンタッチテントは「楽をするための妥協」ではなくなってきた
以前ならワンタッチテントというと、「設営は楽だけど、その代わりキャンプ用テントとしての性能はかなり割り切る」という印象がありました。
今回使ったAODのヘキサ型キャンプシェードLは、そのイメージをかなり変えてくれました。
ちゃんと泊まれる。
広さもある。
生地やフレームもしっかりしている。
そして何より設営と撤収が楽。
一方で、雨・風・結露などまで含めて考えると、私はまだ一般的なテントを手放そうとは思いません。
少なくとも今の私にとってワンタッチ式は、「普通のテントの完全な代用品」ではなく、キャンプをもっと楽にするための別の選択肢です。
設営を楽にするテントは、これからさらに増えていくと思います。
エアフレーム式も含めて、この「テントを建てる労力そのものを減らす」という方向は、これからのキャンプ道具でかなり面白いところになりそうです。
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それでは皆さん、賢く『ゆるっと』豊かなアウトドアライフを!






