みなさんこんにちは!ポロンノゆるっとキャンプ略してポロキャンです!
最近、あるコンビニチェーンが約1年かけて車中泊の受け入れを試したことが、ちょっとした話題になっています。
私は釣りをきっかけに車中泊を始めて、気づけば20年近くになりました。
今はキャンプや家族旅行でも、車をそのまま宿がわりにしています。
その20年でずっと引っかかっていたのは、装備の快適さでも治安の不安でもなく「ここに停めて寝ていいのか」という気兼ねのほうでした。
お金を払ってでも堂々と泊まれる場所があるなら、あの後ろめたさはむしろ消えるのかもしれない。
話題を横目に、私はそんなことを考えていました。
この記事のポイント
・車中泊で一番こたえるのが「停め場所の気兼ね」だと言葉にできる
・道の駅・コンビニ・有料で泊まる場所の位置づけを整理できる
・お金を払って堂々と泊まることが、なぜ安心につながるのかが分かる
泊まる場所を考えるうえで、まず道の駅の位置づけを知っておくと迷いが減ります。
▶︎道の駅の車中泊はどこまでOKか、仮眠と宿泊の違いを整理した記事も読む
それでは早速いきましょう!
車中泊で一番こたえたのは、寒さより「ここで寝ていいのか」だった
車中泊を始めた頃の私は、快適さや防犯こそが一番の課題だと思っていました。
けれど20年近くやってきて、本当に気持ちを重くしていたのは、そこではありませんでした。
夜、車を停める場所を探しながら、いつも頭の片隅にあったのは「ここで寝ていいのか」という引っかかりです。
誰かに咎められたわけではありません。
それでも、なんとなく落ち着かない。
この気兼ねこそが、車中泊で一番こたえる部分だと、今でははっきり感じています。
装備は買い足せば少しずつ整っていきます。
防犯も、停める場所や施錠である程度は備えられます。
でも「ここに停めて寝ていいのか」という後ろめたさだけは、道具では埋まりませんでした。
むしろ場数を踏むほど、その感覚に敏感になっていった気さえします。
一番きついのは寒さより、この心のざわつきのほうでした。
道の駅は、もともと休憩のための場所だと知っている
多くの人が車中泊に使っている道の駅ですが、もともとは車中泊のための場所ではありません。
本来は、ドライブの途中で体を休めるための休憩施設です。
私も長距離を走る夜には、道の駅で仮眠をとらせてもらってきました。
とてもありがたい存在です。
ただ、その趣旨からすれば、あくまで休憩の範囲というのが正直なところだと思っています。
実際、時期や場所によっては、道の駅の雰囲気がずいぶん変わることもあります。
連休中などは停め方がばらばらになり、夜通しにぎやかで落ち着かない晩もありました。
本来は休憩のための場所が、まるで宿泊地のようになっている。
そのズレを感じるたびに、使わせてもらいながらも、どこか申し訳なさが残ったものです。
便利さと後ろめたさが同居しているのが、私にとっての道の駅でした。
連休の道の駅で窮屈さを感じたときのことは、別の記事でもう少し具体的に書いています。
▶︎GWの道の駅で、思っていたより自由がきかないと感じた話を読む
お金を払って堂々と泊まれることの、思いのほか大きい安心感
そこへきて、予約してお金を払って泊まれる仕組みが、少しずつ増えてきました。
車中泊を前提に整えられた、有料の駐車スペースのようなものです。
初めて利用したとき、私が一番おどろいたのは、設備の快適さよりも気持ちの軽さでした。
「ここは泊まっていい場所だ」と、はっきり分かっている。
ただそれだけのことで、あの長年の気兼ねがすっと消えたんです。
有料と聞くと、無料で泊まれる場所を探したくなる気持ちも分かります。
私も昔はそうでした。
けれど20年やってきて思うのは、堂々と眠れることの価値の大きさです。
気をつかいながら一夜を過ごすより、料金を払って心置きなく眠れるほうが、翌朝の体も軽い。
お金を払うことが、むしろ安心を買うことになる場面が、車中泊にはあるのだと感じています。
前夜の買い出しと、お湯とカップ麺という地味な進歩
泊まる場所の話とあわせて、地味だけれど大きいのが前夜の段取りです。
車中泊をする晩は、コンビニやスーパーで翌朝食べるものを積み込んでから出発します。
そして朝も、結局はどこかで飲み物や食べ物を買い足すことになります。
前も後もどうせ立ち寄るなら、停めた場所でそれが完結するのは、思っていた以上に楽なんです。
買い出しの動線がまとまるだけで、車中泊のわずらわしさはかなり減ります。
もう一つ、昔と比べて進歩したと思うのがお湯です。
カップ麺を一つ食べるにも、お湯がなければどうにもなりません。
私が始めた頃は、車の中でお湯を確保すること自体がひと苦労でした。
今は電気ポットとポータブル電源があれば、車内でお湯が沸かせます。
温かいものを一杯すするだけで、夜の車中泊はずいぶん心強くなります。
道具が身近になったおかげで、車中泊のハードルは静かに下がってきたと感じています。
私が使っている電源そのものの使い勝手は、別の記事で詳しく書いています。
必要な容量は使い方でずいぶん変わるので、まとめて見比べるほうが選びやすいと思います。
静かに眠れるかどうかは、その店の立地しだいというところもある
ここまで書いてくると、いいことばかりのように聞こえるかもしれません。
ただ、手放しで礼賛するつもりはありません。
コンビニのような場所は人の出入りが多く、幹線道路沿いだと車の音も絶えません。
静かに眠れるかどうかは、その店がどこにあるかによってかなり変わります。
落ち着いて眠れる立地を選びたいところですが、そう都合よくはいきません。
しかも、静かな店ほど出入りが少なく、お店の側からすれば長く停められても得にはなりにくい。
利用する側の「静かに眠りたい」と、お店の側の事情は、必ずしもかみ合いません。
この立地と静けさのかね合いは、これから広がっていくとしても残る課題だと思います。
それでも、泊まっていいと分かっている場所で眠れること自体が、私にとっては大きな一歩です。
20年やってきて、泊まる場所について思っていること
・一番こたえるのは快適さより「停めて寝ていいのか」の気兼ね
・道の駅はありがたいが、本来は休憩のための場所だと思っている
・堂々と眠れるなら、有料であることはむしろ安心につながる
まとめ
車中泊で一番こたえるのは、寒さでも防犯でもなく「ここに停めて寝ていいのか」という気兼ねでした。
20年近くやってきて、私がずっと抱えていたのは、その後ろめたさです。
道の駅のありがたさも、無料で泊まれる場所の気軽さも知っています。
そのうえで、お金を払って堂々と眠れることには、それに見合うだけの価値があると、今は思っています。
コンビニでの車中泊がこの先どこまで広がるのかは、まだ分かりません。
立地による静けさのちがいなど、残る課題もあります。
それでも「泊まっていい場所」がひとつずつ増えていくことは、車中泊を続けてきた私にとっては、素直にうれしい変化です。
装備をそろえるより先に軽くなってほしかったのは、あの気兼ねのほうでしたから。
停め場所が定まってくると、次は車中泊そのものの疲れをどう減らすかも気になってきます。
▶︎ホテル代を浮かせる前に、車中泊で疲れないための準備を書いた記事も読む
それでは皆さん、賢く『ゆるっと』豊かなアウトドアライフを!



